皆さんこんにちは。Karinです。
ウィーンはここのところ暖かく過ごしやすい日が続いておりました。我が家は9月になると新学期、次男の誕生日、長男の誕生日と立て続けに大切な行事があり、なかなかのハードスケジュールでした。息子たち2人とも一つ年齢が上がりそれぞれに大きな成長を見せてくれています。母親にとってはその成長を見れる以上の幸せはありませんからと思ってはいるものの、日々の忙しさに追われあまり子どもたちとの時間が取れないのがとても残念です。皆さんはどうやって子どもたちとの時間を確保してますか?
さて今日はまた少し私のお仕事「ピラティス」のお話です。最近スレッズでマシンピラティスの事故について話題になっていましたので、トレーナーとしての私の意見を書いてみたいと思います。どうぞお付き合いくださいませ。
リフォーマーピラティスのブームはまだ収まることを知らず、ウィーンでもたくさんのリフォーマーピラティスのグループレッスンが行われています。リフォーマーというのはピラティスのマシンの一つでベッドのようなフレームの上に、可動式の台座(キャリッジ)やスプリング(バネ)、ストラップ、フットバーがついています。: スプリングの数を変えて、重さを軽くしたり重くしたりすることで、初心者からアスリートまでレベルに合わせて使えます。

実はこの私も割と大きなフィットネススタジオチェーンで最大14人のリフォーマーピラティスのグループをいくつか受け持っております。
「多いなー。」
と思われた方も結構いるのではないでしょうか?そうです。多いです。教えている私も多いなと思っております。正直な話をすると私個人的には8人を超えてくるとすべての人にちゃんと目が行き届かなくなるなという感覚がありますが、14人満席というレッスンも実は少なくないんです。その上マシンを使ってのレッスンになりますので、人数が多い日ほどかなり神経を使ってレッスンしています。
最近インスタでもマシンピラティスでの事故映像をかなりの頻度で見かけるようになりました。もちろん私の閲覧内容に合わせて表示されるとは思っておりますが、目をそむけたくなるようなものもあります。そして数日前スレッズでも日本でリフォーマーから落ちた方が救急車で運ばれたという投稿を見かけました。リフォーマーピラティスのグループレッスンで前のめりに落っこちて歯と頭を負傷されたと。これには本当に心が痛くなる思いでした。というのも4年前実際私のリフォーマークラスでも同じことがあったからです。
その時も満席に近かったと思いますが、私はarm kneeling seriesと言って、リフォーマーのキャリッジの上に立ち膝になってストラップを引っ張りながら腕のエクササイズを行う動きを指導していました。これは経験された方は分かると思いますが、立ち膝というとても不安定な姿勢でエクササイズを行います。なので私も必ず最初にどのように安全にスタートポジションまで行くか、エクササイズ中の注意点そしてリフォーマーの性質上バランスを崩すと前に倒れるのと同時に、ストラップを前に引っ張ってしまうためキャリッジが後ろに滑ってしまい、顔から落ちる危険があるので、もしも危ないと思うことがあればすぐに正座になるように指示をします。それでも事故は起きました。私が一人の人に手を使ってキューイングを出しているときに、別の人が大きな音を立てて顔から前に落ちたのです。
ちゃんと細かいところまで危険について話したのですが、その日は何となくお隣とお話している人も多く、まとまりのない感じだったので、もっと声をはって何度も注意を呼びかければよかったと本当に後悔しました。その方は前歯を折ってしまい、病院に行かれましたが、その後については何も分かりません。とにかく怪我がひどくなかったことを心から祈るばかりです。
スレッズに書かれていた事故の投稿はトレーナーがバイトの若い方だったと記載がありましたが、私は一応経験もあり、かなり注意していたにもかかわらず色々な不運が重なり事故につながってしまいました。
それ以来私は少しでも不安要素のあるエクササイズはグループレッスンでは行わないようにしています。見栄えの良いエクササイズよりも、基本のエクササイズを細かくやるように心がけています。そしてもともとのピラティスのエクササイズのプログラムから大きく逸脱しないようにするのも大事なことかなと思っています。
私はこの事故のトラウマでarm kneeling seriesを自分で行うこともできなくなってしまいました。
スレッズには責任問題に関して色々な意見が飛び交っていましたが、これはとても難しい問題だと思います。もちろんレッスンを行っていたトレーナーの責任、そのトレーナーを雇っているスタジオの責任は一番だと思います。ただ私も教えていて良く思うのですが、とにかくもう少ししっかり安全に関しての話や注意を聞いてほしいです。ピラティスのエクササイズにはほかにもリフォーマーの上に立って行うものもあります。私は毎回何度も
「危険なのでリフォーマーの上に乗ったまま方向を変えることを絶対にしないで、一度降りてから反対側からもう一度乗ってください。」
と言って回るのですが、半数はリフォーマーの上に立ったまま方向を変えます。これはレッスンを受ける側ももっとちゃんと聞いてほしいです。そうでないと事故は起きてしまうからです。
ピラティスに限らず何においても事故やケガというのはあると思います。でも、教える側も、レッスンを受ける側も真剣に集中して行うことで、少しは減らせるものなのではないかなと考えます。ここのところを今一度考えたうえでケガの無い楽しい時間にしていきたいですよね。
ではまた!


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