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妊婦さん必見!ヨーロッパ流お産がスムーズに進む自然派な出産準備

皆さんこんにちは、Karinです。

あっという間にもう9月ですね。とにかく時間の流れのはやいことと言ったらびっくりです。。。私も臨月に入り妊娠生活も残すところ3週間ほどとなりました。ここのところ臨月のしんどさを顕著に感じておりちょこっと何かをするとすぐに休憩をしたくなってしまいます。休むことはとっても大事なのですが、上の子がいるとなかなか休んでいる暇もないですよね。そろそろ身軽な自分だけの体になりたいなーなんて思うのですが、その反面妊娠生活が終わってしまう寂しさもあったりでなんだか複雑な毎日を過ごしております。

さて今日はそんな臨月をテーマにオーストリアでの出産準備のお話をしてみたいと思います。オーストリアでは妊娠34週あたりから出産がスムーズに進むよう妊婦さんの体の準備を始めていきます。

・ラズベリーリーフティー

まず妊娠34週に入るとラズベリーリーフのお茶を1日2杯飲むよう勧められます。ラズベリーリーフは医薬品として栽培されているものを薬局で購入する方が効果が期待できるそうです。(日本の場合は薬局にはないかもしれませんが、ハーブ専門店などで購入するのがいいかもしれませんね。)

効能:子宮口を柔らかくしたり、子宮収縮を促したりします。

お茶の入れ方:カップ1杯のお茶に対して茶葉はティースプーン2杯ほど。熱湯を注ぎ5分ほど抽出します。

それほど飲みにくいお茶ではないのでぜひお試しください。

・針治療

妊娠35週目に入ると針治療を始めます。産院が提供している場合もありますが、多くは助産師さんが針治療を行います。私がお願いしているプライベートの助産師さんも針の資格を持っているため現在毎週通っております。(プライベートの助産師さんについての投稿はこちらをご覧ください。)

効能:子宮口を柔らかくします。

各脚、膝下に3本ずつ針を打ち30分待ちます。妊娠38週に入ると足の小指にも針を打つのですがこれがなかなか痛いんですよね。私はあまり針治療が得意ではないのですが出産がスムーズに進むためと思って頑張っております。

・亜麻仁シード

また同じく妊娠35週目から亜麻仁シードを食べるよう勧められます。

効能:膣粘膜の保護作用があります。

   便秘の解消を促します。腸が刺激されることで同時に子宮も刺激され子宮収縮を促します。

食べ方:毎日大さじ1~2杯ほどシリアルやヨーグルトに混ぜて食べます。

必ず水分もたくさんとるようにします。私は前の日から水でふやかして置いたり、食べる前にオートミールと一緒にお湯で少し煮込んだりしています。亜麻仁シードは普通にも便秘解消にとても有効だとされているのでぜひお試しください!

・ヘイフラワーの蒸し座浴と会陰マッサージ

妊娠36週に入るとヘイフラワーの蒸し座浴と会陰マッサージを始めます。ヘイフラワーは牧草地に生えている何種類かの草や花などをまぜたものを言います。

効能:骨盤周りを温めます。

   骨盤底筋やその周りの組織、そして子宮口を柔らかくします。

やり方:片手でつかめるくらいのヘイフラワーをボールや少し深めの器に入れそこに熱湯を注ぎます。それをトイレの中に置きトイレに座り15分ほど蒸し座浴をします。

私はトイレに何かを入れるのに抵抗があるためお風呂場の床に器を置き、腰にタオルを巻いて器の上にしゃがんで座浴をしています。しゃがんだ大勢だと骨盤底筋もストレッチされさらにいいと思います。ただこれは足首の硬さや妊娠中の浮腫みによってできない場合もあるのでお風呂の椅子などの前の方に座り、床に置いた器を蒸気がしっかり膣の周りに当たるよう配置し、タオルを巻いて座浴をするなどの方法をとることもできます。体に負担の無い体勢でできるのが一番いいですね。

そして座浴の後は会陰マッサージを行います。

効能:会陰裂傷を極力少なくします。

会陰マッサージ用のオイルというのも販売されていますが、実際はオリーブオイルやアーモンドオイル、ココナッツオイルなどで行っても良いそうです。ちなみに私はFeelingというメーカーの用オイルを使っています。

これにはアーモンドオイル、マカダミアナッツオイル、オトギリソウオイル、クラリセージ、ビタミンE、ローズが入っています。(日本では販売されていないみたいです。ごめんなさい。)

その他にWeledaも会陰マッサージ用オイルを販売してます。これにはアーモンドオイル、小麦胚芽オイルが入っています。(日本では未販売のようですが楽天などで手に入るようです。)

やり方:しっかり手を洗った後にオイルを親指につけます。

    片脚を椅子などに乗せ会陰に手が届くポジションを作ります。

    まずは親指の第1関節を膣に入れ3時~9時を親指で

    少し圧がかかる程度で行ったり来たりします。

    その後親指と人差し指で会陰を挟むようにし

    同じように3時~9時を行ったり来たりします。

    これを約5分~10分くらい行います。

それにプラスしてEPI-NOというものを勧められる場合がありますが、私は経験上全くお勧めしません。(EPI-NOについての投稿はこちらを覧ください。)

その他にも妊娠34週からは糖質を取ることをやめるように指示されたりします。

理由は:予定日の超過や赤ちゃんが出産時に大きくなりすぎることを防ぐためです。

私は第一子がまさにそれで、予定日を9日超過したうえ4kgを超えて生まれてきました。スムーズに生まれてきたので良かったのですが、会陰や骨盤底筋、また胎児の安全を考えると今回は予定日通り4kg未満で生まれてきて欲しいのが正直なところです。なので現在糖質制限と格闘しています。甘いものが大好きな私にとっては日々本当につらく、産後にまた普通に食べれるようになることを今からとても楽しみにしています。

皆さんいかがでしたでしょうか?現在妊娠中の方ご興味があったら是非お試しください。次回は自然派な分娩誘発について書いてみたいと思います。

ではまた!

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この記事を書いた人/Autorin dieses Artikels

オーストリア在住、アラフォー2児の母。女性専門トレーナーとして、妊娠・出産・更年期などライフステージに寄り添ったサポートをしています。家族との暮らしや健康、子育てをテーマに発信中。

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