皆さんこんにちは!
お元気でお過ごしですか?Karinです。
今年もほぼ半年が過ぎてしまいました。早すぎる。。。暑くなったり、寒くなったり10℃単位で気温がアップダウンを繰り返す日々を過ごしておりますが、体がそれに順応するのはなかなかしんどいですね。ただ、暑くなる日と雨の日がちょうどいい感じで繰り返されているのか、義理実家のお庭のお花がとってもきれい!もちろんお義母さんのお手入れが行き届いているからきれいなのですが、今年は特にシャッターを押したくなってしまうほどです。またいちごも豊作のようで、子どもたちを連れていちご狩りにも行ってきました。とてもおいしいいちご農園を教えていただいたのでなんと5kgも取って帰ってきました。これからいちごジャムを作ろうかなと考えているところです。



さて今日は内容がガラッと変わり少し観光のお話しです。2年前の夏に義理実家の近くにある有名なシトー派の修道院、リリエンフェルト修道院(Stift Lilienfeld)について書きましたが、今回はシトー派繋がりで、ハイリゲンクロイツ修道院(Stift Heiligenkreuz)をご紹介したいと思います。
ぜひリリエンフェルト修道院の投稿を読んでいただいてから読み進めてもらえると嬉しいです。(前編/後編)
少し前になりますが、以前から一度行ってみたいなと思っていたこのハイリゲンクロイツ修道院に行く機会がありました。お天気がいまいちだったのですが、この辺りでトレッキングをしてから修道院を見に行きました。
ハイリゲンクロイツ修道院はウィーン近郊のハイリゲンクロイツにある修道院です。この修道院もまた900年もの歴史を持つヨーロッパでも最大級のシトー派の修道院になります。大きさの話をするとリリエンフェルト修道院のほうが少し大きいそうですが、ハイリゲンクロイツ修道院の方がやや古いそうです。
こちらの修道院はバーベンベルグ家の辺境伯レオポルト3世が自身の息子オットーのために設立しました。その後この修道院にレオポルト5世が聖十字架をもたらしたことで、この辺り一帯を聖十字架を意味する「ハイリゲンクロイツ」と呼ぶようになったようです。
修道院の教会はリリエンフェルト修道院と同じくロマネスク様式とゴシック様式が融合しており、とても美しいです。メインの祭壇がある部分はゴシック様式で、天井近くまで伸びる長い窓には素晴らしいステンドグラスが施されています。


こちらは回廊です。リリエンフェルト修道院ととても良く似ています。ほぼ正方形でぐるっと一周することが出来ます。

回廊から見た回廊の中庭も素敵ですよね。

この修道院も回廊を歩いてくと集会室の前を通ります。こちらもリリエンフェルト修道院と同じくとても美しいステンドグラスが真ん中で存在感を放っています。またこの部屋にはバーベンブルクの最後の皇帝のフリードリッヒ2世が眠っています。そこにはフリードリッヒ2世がオーストリアの国旗を制定したと書かれています。私も知らなかったのですがこのオーストリアの国旗が世界最古の国旗なんだそうです。オーストリア公レオポルド5世が戦いのときに返り血を浴びて全身真っ赤に染まってしまったのですが、腰にしていたベルトを外した時にその部分だけ白く残っていた様を国旗にしたものです。なかなかグロテスクですよね。


そしてこの噴水もリリエンフェルト修道院にとても似ているものがありました。

こちらは聖具室と呼ばれる部屋です。教会行事の準備のために使われるそうです。素晴らしい絵画が壁や天井に見られ、部屋の周りには彫刻が施された木製の棚が並んでいました。

ここは修道院の中庭です。三位一体像とファサードが見えます。

いかがでしたか?リリエンフェルト修道院の写真と比較してみていただくと違いや、また似ているなと思うところが見れて面白いかもしれません。オーストリアにはかなりたくさんのシトー派修道院があるのでぜひほかの修道院も見てみたいなと思っています。
ではまた次回の投稿で!!


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