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国際結婚 – プロポーズ編

皆さん、こんにちは。お元気でお過ごしですか?Karinです。

1か月ほど冷蔵庫なしの生活を送ってきた我が家ですが、やっと冷蔵庫が届き快適な生活が戻ってきました。冷蔵庫は本当に大事ですね。私たちのアパートは窓がまだ昔ながらの2重窓になっていて、内側の窓と外側の窓の間に20cmほどの空間があるため、冷蔵庫が無い間はそこに食品を置いていました。冬で本当に良かったです。そして親切なお隣さんも冷凍庫を貸してくれ、何とか乗り切ることが出来ました。なぜ冷蔵庫が届くまでにこれほどにも時間がかかったかと言うと、年末だったということとと、これがザ・ヨーロッパ(オーストリアだからなのか??)と言ったところでしょうか?急いでいると伝えても、全く急いでくれませんでした(笑)昨年オーストリア生活20年を迎えましたが、これだけ長くここに住んでいると、こういったことはもう笑うしかないです。神経は太いに越したことはないということですねー。

今回は、前々回の私たちの馴れ初め編からポーンと飛んでプロポーズ編を書いてみたいと思います。(馴れ初め編はこちらから)私たちは出会いから結婚という形に至るまでに6年ちょっとのお付き合い&同棲期間がありました。世間と比較すると長いのか短いのか分かりませんが、私にとってはとても長いものでした。この人はいつプロポーズしてくれるのだろうと。

私と夫は育ってきた環境も日本とオーストリアと全く違えば、年齢差も10歳あります。同棲中も「へ~、こんな考え方するんだ」と面白いと思うことも多々ありましたが、考え方の違いからぶつかることもありました。しかしそうであっても、この人と結婚するということに迷いはありませんでした。きっとそれは私が結婚相手に求める芯の部分がしっくり来たからなのだと思います。

一つはお互いに自然が好きだということ。義理実家のある所は緑に囲まれたとても自然豊かなところで、子どものころ夫は毎週のように義理両親に連れられトレッキングに行っていたようです。それゆえ夫は大の自然&トレッキング好き。1人でもしょっちゅう近場の山に登っています。反対に私はと言うと、長野県と言う大自然の中に住んでいたのにほぼトレッキングとかに行ったことは無く。。。ただ自然はもともと大好きなので夫とトレッキングに行き始めてからは結構はまってしまって、私の方から誘ったりします。

もう一つは夫はもともと子どもが大好きということ。お付き合いしている時から知り合いの子どもの面倒を見たりしていました。私はそんな様子を見て、将来子どもが生まれてもこの人となら大丈夫だなと思えたのでした。

しかし結婚観に関しては少々ずれもありました。私はプロポーズされて、結婚式を挙げたい人。夫は事実婚でもオッケーな人。そりゃー夫が重い腰を上げてプロポーズをするまでには時間がかかりますよねー。私は結婚したい旨を伝えていたのですが、あまりピンと来ていない感じだったので、このまま事実婚と言う状態になるのかなと思い始めていました。まぁそーなるのであれば少なくとも白無垢の写真だけは撮りたいと思い、日本に帰国した際に写真撮影の予約を入れました。夫に詳細は何も伝えずに話を勧めたので戸惑っている様子でしたが、お天気にも恵まれ、とても素敵な写真が撮れました。

それから数日後、夫と車で出かける機会がありました。日本を代表する画家、東山魁夷さんの作品のモチーフになったことで結構有名になった「御射鹿池」を見せてあげたいと思い向かったのですが、残念ながら工事中で思ったほどきれいな風景を見ることが出来ませんでした。そこでその近辺を少し散策してみようということになり歩いていくと、とてもきれいな滝を発見します。そこには「おしどり隠しの滝」と書かれていました。その辺りは横谷渓谷と呼ばれる場所で滝が多く、夏そして紅葉の時期にはたくさんの人がトレッキングに訪れます。

Elisa撮影の御射鹿池

すると突然夫がその「おしどり隠しの滝」を背景にひざまずきポケットから小さな箱を出すではありませんか。「結婚してくれますか?」と。この人は結婚する気が無いんだなと思っていたので、とても驚きましたが、人っ子一人いない冬の寒空の中、おそらくここでプロポーズを受けた人はいないであろう場所で、しかも指輪まで用意してあったことが、とてもとても嬉しくて「はい」と返事をしました。

後々聞いたことですが、本当は日本に向かう飛行機の中でプロポーズしようと思っていたらしいのですが、なかなかタイミングが見つからず日本に着いてしまったと。その後もスカイツリーなどいろいろ考えていたみたいですが、結果的に私たちにぴったりの自然の中でのプロポーズになったとのことです。しかも「おしどり隠しの滝」なんておしゃれで、末永く仲良くいられそうな気がするのは私だけでしょうか?

さて次回は結婚のお話をしてみたいと思います。では!

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この記事を書いた人/Autorin dieses Artikels

オーストリア在住、アラフォー2児の母。女性専門トレーナーとして、妊娠・出産・更年期などライフステージに寄り添ったサポートをしています。家族との暮らしや健康、子育てをテーマに発信中。

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