MENU

骨盤底筋と姿勢の関係

皆さんこんにちは。お元気でお過ごしですか?

今週も引き続き私Karinの投稿にお付き合いくださいませ。

今年はもう6月になるというのにいまいち天気が良くなく、なかなか暖かくなりません。1日のうちでも気温の変化が結構激しかったり、雨が降ったり太陽が出たりを繰り返すので何を着たらいいのやら。子どもも大人も天気に合わせて着るものを調節するのにかなり手を焼いています。

そんな気候の不安定さに合わせて長男の精神状態も少し不安定になっています。オーストリアでは6歳クライシスとか乳歯思春期とか呼ばれているようで、丁度幼稚園児から小学生になるとても大きな変化の時期に当たります。自立心が出てくる一方でまだまだ支えや助けが必要だったりと、それに対する恐怖や怒りの感情が入り乱れコントロールが難しくなります。長男はまさにその真っただ中。2週間前に私が1日用事で留守にしたことがスイッチとなり「幼稚園や習い事に誰も迎えに来てくれないのではないか」という恐怖で、ことあるごとに泣いています。その長男の気持ちに寄り添ってあげたいと思っているのですが、私もやはり人間で、、、朝の忙しい時間に毎日泣かれると正直かなりきついんですよね。今まで一度も迎えに行かなかったことなんてないから心配いらないのに。。。。

そんな長男、先日たまたまコンクリートの穴にはまってしまって救出される猫のニュースを見たことがありました。すると「僕こういうの見ると涙があふれちゃうんだよね。」と。とっても感情が豊かで繊細な子です。精神と身体の成長バランスがうまく取れるようになるまでサポートしながら近くで見守っていってあげたいなと思う今日この頃です。

さて、前回骨盤底筋の一番重要な部分についてお話ししましたが、今日はその骨盤底筋と姿勢のお話しをしてみたいと思います。

骨盤底筋の肝になる肛門挙筋。この肛門挙筋にスイッチを入れるためには私たちの日ごろからの姿勢がとても重要になってきます。姿勢の話というのは何も骨盤底筋に限ったことではなく色々なことに影響を与えるため、たびたびテーマとして取り上げられることがあります。

この私、絵があまりうまくないので少し分かりにくいかもしれませんが、このイラストを見ていただくと骨盤底筋と横隔膜は平行になっています。この骨盤底筋と横隔膜の平行の関係性を作り出せないと骨盤底筋は理想的なお仕事をすることが出来ないんです。以前インナーユニットと呼吸の所でも少しお話したのですが、横隔膜と骨盤底筋は、よい姿勢の際一緒に上がったり下がったりできます。その動きが可能になることで初めて骨盤底筋にスイッチが入り「使えている」ということになるのです。

ヨガジャーナルさんのイラストがとても分かりやすいので少しお借りします。これを見ていただくと、猫背、反り腰、スウェイバックともに骨盤の角度が「骨盤底筋と横隔膜の平行の関係」を作り出せないような角度になっているのがお分かりになるかと思います。

なので骨盤底筋にスイッチを入れる場合にはまず姿勢をしっかり見直す必要があるんですね。これは意外と分かっているようで見落としがちな部分になります。

少し余談になるのですが、私の幼少期、日本にはまだ昔ながらの和式トイレが数多くありました。特に学校なんかではよく見かけましたが、最近はもうすっかり減ってきてしまいました。実はこの和式トイレ、本当に優秀なんです。和式トイレを使う際には「しゃがむ」という状態になります。このしゃがむ姿勢になりまた立ち上がるという動作は骨盤底筋を鍛えることになるのです。良く骨盤底筋のトレーニングでスクワットをしますよね。昔は日常生活の中でそれが出来ていたんですね。

そしてこのしゃがんだ姿勢は、排便の際の理想的な姿勢になります。この骨盤の角度は直腸がまっすぐになる角度なのであまり力まずに排便が可能になります。力むということも骨盤底筋にダメージを与えてしまうことになります。

これらのことを考えると和式トイレがなくなりつつあることで現代人の骨盤底筋が弱くなってきているのではないかという考えもあながち間違ってはいないのではないでしょうか?

皆さんいかがでしたでしょうか?「あれ?私の骨盤底筋大丈夫かな?」と思われる方、ぜひ姿勢を見直してみるところから始めてみてください。

ではまた次回の投稿で!!

よかったらシェアしてね!/ Teile es gerne!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人/Autorin dieses Artikels

オーストリア在住、アラフォー2児の母。女性専門トレーナーとして、妊娠・出産・更年期などライフステージに寄り添ったサポートをしています。家族との暮らしや健康、子育てをテーマに発信中。

コメント/Kommentare

コメントする

目次