皆さんこんにちは。Karinです。
ウィーンはここ数日暖かく過ごしやすい日が続いています。ロベルト・シューマンの歌曲「詩人の恋」に「美しい5月に」という曲がありますが、その歌にぴったりのとても美しい5月を満喫しております。今日も真夏のファッションでアイスを片手に歩いている人をたくさん見かけました。ちなみに私も誘惑に負けアイス食べてしまいました。ヘーゼルナッツとラムレーズンのアイスはやはり安定のおいしさでした。
さて今日は骨盤底筋の機能を改善するために理学療法士さんに勧められた方法、そして自分の骨盤底筋での実践経験についてお話ししたいと思います。
以前お話ししたように、私の場合咳やくしゃみなどの瞬間的に腹圧がかかった際に尿失禁が起こるものでした。これは女性の尿失禁の中で最も多いもので腹圧性尿失禁と言います。この場合とても有効だと勧められたのが尿道、膣、肛門を速いテンポで締めたり緩めたり繰り返すエクササイズです。しかもこの3つの出口を別々にランダムに締めたり緩めたりします。私の骨盤底筋はやはり尿道の方を締める力が肛門の方を締める力より弱いというのが理学療法士さん見解だったので特に尿道側に意識を向けてエクササイズを行いました。
もう一つのエクササイズはこの3つの出口を同時に締め徐々に上に引き上げていったり、下げたりを呼吸と一緒に行います。私はこちらのエクササイズの方がやりやすかったです。最初は骨盤を高くし骨盤底筋にかかる圧力が軽減される体位(下の写真を参照してください)でエクササイズを繰り返しました。だんだんとこの体位でできるようになってきたら座った状態や立った状態でも行います。

私はこれを4か月ほど続けました。するとゆっくりではありましたが徐々に症状の改善が見られました。水を見た瞬間に漏れてしまうという症状はかなりすぐに良くなり、咳やくしゃみの際の尿失禁はかなりの回数咳やくしゃみが連続しない限り漏れることが無くなっていったのです。経過を見るためもう一度理学療法士さんの所に行った際に触診とエコーを使って骨盤底筋がしっかり働いているか見てもらいましたが、4か月前にあった左右差もなくなり動きもよくなっていました。
もしも産後同じような悩みを抱えている人がいたらぜひ専門の理学療法士さんやインストラクターさんの所へ行ってほしいと思います。そしてエクササイズは根気よく続けてください。骨盤底筋は遅筋繊維が多いので効果が出てくるまでに時間がかかります。それでも自分の経験から言えるのは“やっただけの効果はある”ということです。これから先自分がインストラクターの立場として指導をする際にもこの経験はとても貴重なものでした。
長くお付き合いいただきましたが、ここで一旦骨盤底筋のお話は終わりにしたいと思います。次回からの投稿ではガラッとテーマを変え、引き続き皆さんといろいろなことを共有していけたらいいなと思っています。
来週はまたElisaの投稿です。お楽しみにしてくださいね


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