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家族水入らずの温泉旅行

皆さんいかがお過ごしですか?Karinです。

来週の日曜日はイースターです。今年は日本に帰国していたこともありすべてがぎりぎりですが、やっとイースターの飾りつけをしました。例年はネコヤナギを使って飾り付けているのですが、今年はお義母さんが枝などで作ってくれた束にカラフルなイースターエッグを飾り付けます。そして今年は長男と2人で新入りのイースターエッグを探しにイースターマーケットへ行ってきました。久々の2人だけのデートです。(風邪の治りかけの次男と主人はお家でお留守番です)ものすごい数ある飾り付け用の卵から長男が2つ好きなのを探し家に帰って飾りつけです。毎年買い足しているイースターエッグもだいぶ増えてきました。この飾りを見ると「あー春が来るんだな」と思い少しウキウキします。

さて今週も前回に引き続き私Karinの日本帰国のお話をしていきますが、どうぞお付き合いくださいませ。

今回の帰国にはもう一つ大きな目的がありました。それは父の65歳の誕生日と母の70歳の誕生日です。日本に住んでいないのでなかなか親孝行ができない私ですが、2人のこの大きな誕生日に何か心に残るプレゼントをしたいと思い色々考えた結果、帰国中に一緒に温泉旅行に行こうと思いつきました。まあ、子どもが一緒なのでのんびり癒しの旅とはならないですが少なくとも家族水入らず温泉や食事を楽しめればなんて思って。

そこでまずはお宿探しです。その上で我が家では外せないこだわりがあります。

その一、食事が豪華な和食であること。

その二、いろいろな理由があって大浴場に入れない人たちがいるので客室露天風呂付きであること。

その三、これは私が勝手に考えていることですが、父の軽井沢のお店からあまり遠くないところ。何かあってもすぐ戻れるように。

そんな条件を考えたうえで見つけたのが群馬県を代表する温泉地の一つ四万温泉。新潟県との県境に近い群馬県の北西に位置する山間の自然豊かな温泉地です。四万と言う名前は「四万の病を癒す霊泉」から由来していて、昔から飲むと胃腸に良く、入浴すると肌に良いと言われているそうです。また四万温泉は昭和29年に青森県の酸ヶ湯温泉と栃木県の日光湯元温泉とともに国民保養温泉地の第一号に指定されました。歴史がありますねー。

そんな四万温泉の数ある旅館の中で私たちが今回お世話になったのが「豊島屋」さんです。「豊島屋」さんは四万温泉の中で唯一すべての浴槽が加温、加水そして循環もしていない100%現前かけ流しのお湯が楽しめる旅館です。我が家から父のお店のある軽井沢を経由して車を走らせること3時間ほど、四万温泉「豊島屋」さんに到着します。周りを山に囲まれ旅館のすぐ隣を四万川が流れているという素晴らしい景観。私たちが予約したのは露天風呂がお部屋についているタイプのお部屋。寒い冬に川の流れる音を聴きながらお部屋にある露天風呂に浸かるなんて何て贅沢なんでしょう。

我が長男は旅館や温泉と言うものを見るのが初めてで部屋の中を行ったり来たりとはしゃいでいました。夫がそんな長男を連れて一緒にお風呂に行ったのですが、お風呂からは「イヤー、寒ーい、イヤー、熱―い。」という長男の叫ぶ声が響いています。そりゃそうよね。初めてだもんね。外の寒さと、お湯の熱さが彼が想像していたものと違ったようです。これはダメかな?と思っているとそのうち静かになったので次男と一緒にお風呂を覗いてみました。すると夫と楽しそうにお風呂に浸かっているではありませんか。これをきっかけに長男は5歳にして温泉にはまってしまいます。その日の夜と次の日の朝には私と一緒に大浴場の方へ行き、大きなお風呂を堪能し、帰る直前にまたお部屋の露天風呂に入ったまま出てきません。しかもあれだけ寒いの熱いので騒いでいた子が42℃もあるお湯になんの躊躇もなく入れるようになったのです。ウィーンに帰ってきてからも、「ママもうちょっと温泉入っておけばよかったね。」だそうです。本当に気に入っちゃったみたいですね。

また「豊島屋」さんのお食事は地産地消の懐石料理。新鮮な群馬県産の食材をふんだんに使った美味しいお料理の数々は本当に素晴らしかったです。私の両親はもちろんのこと夫もお料理を堪能していましたし、小食の長男もご飯を3杯も食べていました。


この四万温泉ですが、あの有名なジブリ映画「千と千尋の神隠し」のモデルになったと言われている旅館があることでも有名です。きっとご存じの方も多いのではないでしょうか。私たちは旅館に到着してからお食事まで時間があったので家族みんなでその旅館「積善館」を見がてらお散歩に行きました。確かに映画に出てきた建物に似ています。それにしても風情がありますねー。

たった1泊2日の小さな旅行でしたがみんなそれぞれに楽しむことが出来たように思います。もちろん父と母へのプレゼントなので2人が喜んでくれていれば一番うれしいのですが。。。

楽しいことが過ぎるのは本当に早い。日本に行ったことが夢の中の出来事だったかのようです。しかもウィーンに戻ってすぐに私が風邪をひき、あっという間に家族全員ダウンし、その上義理両親にまで移すという大惨事を引き起こしておりましたので、来週からやっと通常業務に戻れそうです。2週にわたり私の日本旅行記にお付き合いいただきありがとうございました。それではまた再来週!!

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この記事を書いた人/Autorin dieses Artikels

オーストリア在住、アラフォー2児の母。女性専門トレーナーとして、妊娠・出産・更年期などライフステージに寄り添ったサポートをしています。家族との暮らしや健康、子育てをテーマに発信中。

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