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うそでしょ。乳児股関節検診でひっかかった次男

皆さんいかがお過ごしですか?Karinです。

オーストリアではあと一か月ほどで訪れるクリスマスの準備が徐々に始まっており至る所でクリスマスマーケットが開催され始めています。我が家でも例年通りアドベントカレンダーやクリスマスクッキーなど着々と準備が進んでおります。長男にとってはとってもワクワクする楽しいシーズン!毎日のようにあとどれくらいでクリスマスか聞いてきます。立て続けに誕生日があって、もうクリスマスが来たら母は破産します。もう少し待ってほしいものです。

さてタイトルの通り今日は次男の股関節のお話です。私は二人の息子たちをオーストリアで産んでいるので日本の出産についてあまりよく知らないのですが、オーストリアでは赤ちゃんが生まれた次の日に耳の検査と股関節の検査をします。次男は耳の検査は何の問題もなかったのですが、股関節に少しだけ異常が見られました。異常と言っても本当にわずかなものだったのですが、母親としてはドキッとしますよね。

まずこの乳児股関節検査はエコー検査で股関節脱臼の有無を調べるものです。これは私も知らなかったのですが、この検査はグラフ法というメソッドが用いられていて、オーストリア人であるラインハルト・グラフ博士によって確立されたものだそうです。オーストリアでは1992年から生まれたすべての赤ちゃんにこの検査を行っているため、入院や手術による治療を必要とする赤ちゃんが減ったそうです。

このグラフ法はざっくり書くとこんな風な評価方法になります。

Ⅰ型 正常
Ⅱ型 未成熟
D型 亜脱臼
Ⅲ型 脱臼
Ⅳ型 高位脱臼

Ⅰ型とⅡ型は治療が必要なく、D型、Ⅲ型、Ⅳ型は治療が必要になるそうです。

我が家の次男の診断はと言うと右がⅠb正常で、左はⅡa未成熟でした。私は専門家ではないので詳しくは説明できないのですが、下の図に書いた「a角」が60°以上なければいけないそうです。次男の場合は58°。なんとも微妙な結果。。。6週間後に再検査になってしまいました。先生は「治療は特にいらないけれど、たくさん抱っこ紐で抱っこをしてください。」と。

未成熟と言うのをもう少し分かりやすく言うと寛骨臼に大腿骨頭がまだ収まっていないということだそうです。それを抱っこ紐で抱っこすることにより脚がきれいなM字型になり大腿骨頭が寛骨臼に自然な形で収まるということになります。

もともと私はウィーン市内をベビーカーで動き回ることがあまり好きではなく、抱っこ紐を使うことがほとんどなので、私にはもってこいの治療法だなと思いました。

私たちの住んでいる昔ながらのアパートは玄関を入ったところすぐに階段が10段ほどあり、そこをベビーカーで上り下りするのが第一難所。そしてウィーン市内を移動するのに使う地下鉄の駅が第二難所。駅のエレベーターが工事中の場合泣きそうになります。事前にどこの駅のエレベーターが工事中か調べてから出るのですが、それでもたまにベビーカーと子どもを階段で担ぎ上げないといけないときがあります。お手伝いしてくださる親切な方に出会うラッキーな日も時々ありますが。。。

さてさて6週間が過ぎ再検査に行きました。なんと両股関節ともa角が65°で正常との評価!!これには私もびっくり。先生とお話ししたところ抱っこ紐はもちろんのこと布おむつを使っていることもよかったのではないかとのことでした。大きな心配要素が減り本当にホッとしました。

私が子育てをする中で特に楽しんでやっている布おむつと抱っこ紐(まだブログには書いていませんが、のちのち私の抱っこ紐愛も書いてみようと思います。)で次男の股関節が正常な値までなるとは驚きも大きかったですがとっても嬉しかったです。

しかしながら子どもの心配というのは尽きないものですね。私だけなのかしら??次から次へと心配はやってくるもので。。。そのお話はまた折を見て書いていきたいと思います。

ではまた2週間後!!

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この記事を書いた人/Autorin dieses Artikels

オーストリア在住、アラフォー2児の母。女性専門トレーナーとして、妊娠・出産・更年期などライフステージに寄り添ったサポートをしています。家族との暮らしや健康、子育てをテーマに発信中。

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