皆さんお元気でお過ごしですか?Karinです。
最近なぜこんなにパソコンの前に座る時間が取れないのでしょうか?今週も投稿公開期限に間に合わず。。。本当に申し訳ありません。遅れついでなので今回は先ほど見てきたとってもフレッシュな話題と差し替えてお送りいたします。どうぞお付き合いくださいませ。
さて今日、日曜日は今年最初のアドベントです。アドベントについては私もElisaも何度か書いていますが簡単に説明しますね。
アドベント(Advent/待降節)は、キリスト教においてクリスマスの約4週間前から始まる期間のことで、「救い主の到来を待ち望む期間」という意味があります。この時期になると、多くの国や家庭ではアドベントクランツやアドベントカレンダーのような習慣やシンボルが見られます。世界中の街ではイルミネーションが始まり、クリスマスマーケットや飾り付けが行われ、徐々に華やいでいく季節でもありますよね。
アドベントカレンダー:12月1日から24日まで、1日ごとに扉を開けてお菓子や小物を楽しむカレンダー。我が家では長男に天然石の、次男にブリオのアドベントカレンダーを用意してあります。
アドベントクランツ:常緑樹で作られた輪に4本のろうそくが立てられておりアドベントの各週に1本ずつ火を灯す。最近では輪ではないものも多いですね。
この週末は私の義理実家のあるLilienfeld市の修道院でアドベントマーケットが開かれていました。(この素敵な修道院については以前ブログに書いておりますのでぜひ読んでみてくださいね。前編/後編)毎年最初のアドベントあたりで修道院のセラリウムを会場にクリスマスのマーケットが開かれるのですが、このマーケットはケーキ類から蜂蜜、アクセサリー、ニット製品、木の工芸品などすべて手作りのものが並ぶんです。またクリスマスマーケットでは定番のプンシュも、この辺りで取れるDirndl(コーネリアンチェリー)を使ったものが楽しめます。とっても美味しいですよ。

私は手作りのものを見るのが好きなので毎年必ずこのマーケットを訪れます。ただ子どもが生まれてからはあまり夜出歩くのが簡単ではないので、いつも明るい時間に行っていました。しかし今日は何年かぶりに子どもたちと夕方から夜マーケットに行ったのです!やっぱり雰囲気が違いますよね。しかも管楽器の生演奏もあってとっても素敵でした。



もちろん夜行ったのにはちゃんと理由があるんです。オーストリアにお住まいの方はもしかしたらもうお気づきかもしれませんが、今日はLilienfeldではPerchtenlaufが行われました。
Perchtenlaufというのはオーストリアを中心とするアルプス地方で冬に行われる仮面行列の伝統行事 のことです。冬の悪霊を追い払い、新しい年の幸運を呼び込むという古い民間信仰に由来しています。恐ろしい木彫りの仮面をかぶった「Schiachperchten(醜いペルヒテン)」や、優雅な衣装をまとう「Schönperchten(美しいペルヒテン)」たちが街を練り歩く姿は、オーストリアの冬の風物詩として人気なんです。
Lilienfeldでは修道院の敷地内に聖ニコラウスとクリストキンドと醜いペルヒテン(私たちはクランプスと呼びますが)がやってきて大盛り上がりでした。Perchtenlaufと言っていますが、最近ではこのようにいろんな伝統キャラが登場する冬の民俗パレードみたいな構成が多いみたいですね。
聖ニコラウスとクリストキンドは子どもたちに飴を配り、その後20人(ぴき?)近くのクランプスが毛皮を身にまとい、大きなカウベルを鳴らしながら子どもたちを追いかけ、枝の束で脚をたたいていました。
私たちは2歳の次男は義理の母に預け、どうしてもクランプスを一目見てみたいと言った7歳の長男と一緒にこのPerchtenlaufに参加しました。実は私もPerchtenlaufを見るのは初めてで、大人でも結構びっくりはするなという感触でしたが、どうしても見たいと言った長男もやっぱり結構怖かったようで、ずっと私たちにしがみついていました。
クランプスは動き回るのでなかなかいい写真になりませんでしたがいくつかご紹介しますね。どうですか?結構迫力ありますよね。






家に帰ってきて長男が
「ママー、聖ニコラウスに飴もらったんだけどÖAMTC(日本で言うJAFですね)って書いてあるよー。何でー?」って。
「何でだろうねー。」と苦笑いしかできませんでした(笑)
では皆さん、素敵なアドベントをお過ごしくださいませ。


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