皆さんお元気でお過ごしですか?Karinです。
ウィーンは今週も30度を超える日が続いています。さすがに暑くてヒイヒイ言っております。プールや博物館などに行き、子どもたちと涼んでくるのが最近の日課です。
さてそんな暑い夏ですが、オーストリアは6月から7月にかけてアプリコットがお店に並ぶシーズンでもあります。現在はオーストリア産の美味しいアプリコットが手に入ります。
オーストリア人は甘いもの好きが多いと言われていますが、夫もその一人。そしてこの私も甘いもの大好きです。それに比例して我が家のジャムの消費量も結構なものになります。なので私は毎年このシーズンになるとジャム作りに励んでいます。(オーストリアはジャムを手作りする人結構多いです)消費量の問題ももちろんなのですが、やはり手作りすることで添加物を最小限に抑えられることと、砂糖の量も調整できるという利点があります。以前はブルーベリーやイチゴ、サクランボなどもジャムにしていましたが、我が家で消費されるジャムは100%と言っていいほどアプリコットジャムのみ。ここ数年はもうアプリコットとクリスマスのお菓子に使う赤スグリジャムしか作っていません。余ってもったいないですからね。
今年は6kgのアプリコットをジャムにし、合計で17瓶ほどになりました。昨年のも少し残っているのでこれで2年分くらいになるかもしれません。

ここで少し私のジャム作りをお見せしますね。我が長男は果物がその形でジャムに入っているものを嫌がって食べてくれないので、ペースト状のジャムにするためにいくつかの工程を踏みます。
まずアプリコットをさっと重曹水で洗います。そしてアプリコットを半分に切って種を出しそれを火にかけます。

アプリコットに含まれる水分の量によって煮込み時間は違ってきますのでアプリコットを潰してみた時にすぐにつぶれてドロっとなってくるまで煮込みます。

一旦火からおろしブレンダーでペースト状にします。

その後ペースト状になったアプリコットをさらに裏ごしします。


裏ごししたアプリコットに砂糖を入れ火にかけます。私が使っている砂糖はオーガニックのジャム用の砂糖で、未精製の砂糖にペクチンが入っています。このペクチンについては次回からは代用できるものに変えたいなと思っています。

このジャム用の砂糖ですが2:1の割合で使用してくださいと書かれています。果物1kgなら砂糖は500gということになりますね。私は裏ごしした果物1kgに対して400gの割合で使用しています。ジャムのもちが良ければ、次回はそこからもっと減らしていこうかなと思っています。
息子たちを寝かせた後、夜な夜な暑さと戦いながらジャムを作っているわけですが、何かに没頭している時間というのは意外と息抜きになったりしています。
もう一つアプリコットのシーズンには欠かせないデザートがあります。以前私の結婚式の投稿(こちら)で紹介したMarillenknödel(アプリコットのお団子)はこの時期には必ず食べたくなります。Elisaが前回現代人の栄養失調について(こちら)書いていたのにカゼイン、グルテン爆弾のご紹介になってしまいますが、オーストリア料理の一つという風に見ていただければ嬉しいです。簡単にレシピを載せるので、もしどんなもんなのかなぁとご興味がある方は作ってみてくださいね。
※クリームチーズ 250g
※常温バター 40g
※卵 1個
※小麦粉 120g
※塩少々
アプリコット 8個ほど(サイズによって少し変わります)
角砂糖 アプリコットと同じ数
バター 適量
パン粉 適量
砂糖 適量
※印のついた材料を1つの生地になるまでこねます。これ結構手にくっつくので私はスプーンで捏ねています。この生地は1日前に作って冷蔵庫に入れておくと扱いやすいです。
アプリコットに切れ目を入れ種を出し、その代わりに角砂糖を入れて閉じます。

8等分にした生地にアプリコットを包んでお団子状にし沸かしたお湯に入れ10~12分くらい茹でます。


お団子をゆでている間に別のフライパンを火にかけバターを溶かします。そこにパン粉と砂糖を入れ少し色がつくまで炒めます。(この分量に関しては本当に適当です。茹で上がったお団子に絡められる量という感じです。)茹で上がったお団子を炒めたパン粉に絡めます。

食べるとき中のアプリコットは本当に熱いので気を付けて食べてくださいね。

(日本ではアプリコットのお値段が結構いいとのことなので、プルーンのシーズンにプルーンで作ってみてもとてもおいしいですよ。)
今日はアプリコットについて長々と書いてみましたがいかがでしたでしょうか?ではまた次回の投稿で!!


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