MENU

バイリンガル育児ってどんな感じ?第2弾

皆さんこんにちは。お元気でお過ごしですか?Karinです。

オーストリアに来て早21年。今までこんな夏はあったでしょうか?もう「暑い」という言葉しか思い浮かばないくらい。

本当に暑い。。。

今週から9月に入ったというのにまだ連日30度を超えており、家の中の温度も28℃からなかなか下がらない日々です。

こんな暑さですから今年の夏は本当に何度もプールに行きました。大のプール好きの長男は大喜び。でも実は我が長男、赤ちゃんの頃は水大嫌い君だったんです。ちょうど長男が生まれた時、周りのママ友にベビースイミングを勧められ、長男と一緒にスイミングに通い始めました。ところが最初の沐浴から大泣きだった長男は、10回あったスイミングも10回とも泣き倒しました。しかもクラスで一人だけ。。。「あー、この子は本当に水が嫌いなんだな。」と心から思いました。そしてそれ以来長男に水に入ることを強制してきませんでした。ところがどうでしょう。5歳の現在はプール大好き。飛び込み台から飛び込んだり、ゴーグルで水の中を見ることもできるようになりました。今年は夏のスイミング集中コースにも通い、来年あたり泳げるようになるかなーという感じです。子どもはある程度のことは何にもしなくても自ら学んでいくんですよね。何においてもそれが理想かなと思っています。

もちろん今年も夫と長男はドナウ川で泳いでいました

さて今回は2023年にお話しした“バイリンガル育児”についてのアップデートという形で書いてみたいと思います。(その時の投稿はこちら

“バイリンガル育児”について書いてから1年ちょっとが経ちましたが、我が長男のドイツ語力が日本語力よりもはるかに高くなったという印象は、現在の所まだ無いかなといった感じです。私たちの家庭内での言語は変わらずドイツ語が多いので、長男の中でドイツ語が優勢になったとすれば、私とも使いやすいドイツ語をしゃべると思うのですが、今のところ私との会話はまだ日本語です。どちらかというと日本語ができる人と日本語をしゃべることをとても楽しんでいるように見えます。

先日スウェーデンに住むもう一人の妹とそのお友達が訪ねてきてくれたのですが、長男は2人の所にくっついたまま。しゃべってしゃべってしゃべり倒していました。すっごく楽しかったようです。

そして私の目から見て我が長男の日本語力は確実にアップしているように思います。これには理由がありまして。。。次男が生まれてから長男と遊ぶことが出来ない時間が自然と増えてきました。年の差兄弟なので次男がお昼寝をするときは、もうお昼寝をしない長男にとってはつまらない時間になってしまいます。そうするとどうしてもデジタルベビーシッターが登場する機会が多くなります。我が家はもともと子どもにテレビは見せる予定が無かったので、テレビ自体はあるのですがケーブルがつながっておりません。なのでテレビは私のオンラインレッスンだったり、家族で映画を見るためだったり、長男がYoutubeを見るためのモニターとして使っています。(目のことを考えて少なくとも大きな画面で見せるようにと思っております)子どもにテレビやYoutubeを見せることには賛否両論あるかと思いますが、言葉の成長に関しては一役買ってくれているなぁと感じております。子どもだけなく人間は好きなものに対しての吸収力というのは半端ではありません。長男も大好きなYoutubeチャンネルがあり、そこで覚えてくる言葉にはたまに驚かされます。変な言葉という意味ではなく、5歳児には難しい言葉も細かいニュアンスをしっかり分かって使っていたり、きれいな言葉と汚い言葉もしっかり分かっているのです。

例えば:暗証番号とパスワードの違いを延々と教えてくれたり

    「チョコレートいくつか残ってる?」や

    「リモコン適当に押してたら変な風になっちゃった。」、

    「見て、次男くんが狙いを定めてるよ。」

などなどたまに5歳児と話している感じがしないことがあります。

最近はアルファベットの大文字が読める様になったり、ひらがなに興味を持ちだしたりと、読んだり書いたりすることも始めました。この興味がなくなることなく、すんなりひらがなとカタカナが読めて書けるようになってくれたら本当にうれしいです。

その中でただ一つ苦戦しているなと思うのが日本語の物の数えかた「助数詞」です。これは日本語を勉強するうえであるあるなのではないでしょうか?日本語が母国語の人だってわからない助数詞ってありますよね。我が長男は

「鳩が3人いるの見える?」とか

「ママー、今警察が2匹行ったよ。」というような間違えをします。

普段は子どもが間違えても直したり笑ったりしないようにしているのですが、警察2匹にはさすがに吹き出しちゃいました。

以前も書いたように子どもをバイリンガルに育てるのには環境と子どもの性格が大きく関係しているというのが私の持論です。実は次男が生まれてから無意識に言葉のできない次男にドイツ語で声をかけてしまったことがあります。するとすかさず長男が「ママ、次男くんとちゃんと日本語でしゃべって。じゃないと僕と日本語でお話ができないじゃない。」と。

私よりはるかに徹底しているよ君はキョロキョロ

彼の場合この徹底できる性格がきっと2か国語を操るためにいい影響を与えているのだと思います。

さて次男はどうなるのでしょうねー。最近ちょこっと言葉を発するようになってきました。写真のパパを指さして「パパ」と言ったり、いないいないばあっ!をやりながら「いないいない」と言ったり、お気に入りの人形をほっぺにすりすりしながら「ねんねー。」と言ったりします。あと2週間で1歳になるので発語に関してはほぼ長男と同じ時期という感じです。

私が一番興味あるのが、将来子どもたち2人の会話はどうなるのかなということです。現時点では長男が次男に話しかける言葉は100%日本語ですが、将来的にはドイツ語になっていくのではないかなと想像しています。

「それは理想論だよ。」と言われてしまいそうですが、子どもが苦労することなく、親が強制することなく、お互いに楽しく言葉が身についていけばいいなと私は考えています。何かを言葉で伝えることの喜びを忘れずに大きくなっていってほしいものです。

ではまた。

よかったらシェアしてね!/ Teile es gerne!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人/Autorin dieses Artikels

オーストリア在住、アラフォー2児の母。女性専門トレーナーとして、妊娠・出産・更年期などライフステージに寄り添ったサポートをしています。家族との暮らしや健康、子育てをテーマに発信中。

コメント/Kommentare

コメントする

目次