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バイリンガル育児ってどんな感じ?第3弾

皆さんこんにちは。今週も続けてKarinがお送りします。

2月になりましたね。オーストリアではここのところすこーし日が長くなってきたかなという感じがしております。日本にいたころは日の長さってあまり感じたことが無かったですが、オーストリアに住み始めてからは顕著に感じます。そして年とともに冬がどんどんしんどくなっています。。。仕方ないんですけれどね。

さて今回は前回の次男の発達の話からの続きで言葉の話、バイリンガル育児第3弾です。どうぞお付き合いくださいませ。昨年のバイリンガル育児第2弾を書いた時に次男の発語について少し触れましたが、この4・5か月の次男の言葉の成長には驚かされるものがあり第3弾という形で書いてみようと思います。

次男も長男と同じく1歳になったあたりから本当に良くしゃべるようになってきました。長男の時にも「この子言葉は早いのかも」と思いましたが、やはり次男はそれに輪をかけて早い。お兄ちゃんが話すのを本当に良く聞いているんですよね。まねっこがとっても上手で、一度聞いた言葉は必ず一度声に出して言ってみます。

「ミミ」(耳)、「メーメ」(目)、「ケ」(髪の毛)などの体の部分に始まり、「ワンワン」(犬)、「イーヨー」(ロバ)、「ピッチ」(鳥)などの動物、「リンゴン」(りんご)、「グッカ」(ドイツ語できゅうり、グルケ)、「パンパン」(パン)など食べ物、「ボーシ」(帽子)、「パンチュ」(パンツ)、「タータ」(靴下)などの衣類、「アウト」(ドイツ語で車、アウト)、「ヒコウキ」(飛行機)、「チュッチュー」(電車)などの乗り物、「アツイ」(熱い)、「オモーイ」(重い)、「サムイ」(寒い)などの形容詞、「ゴチソウ」(ごちそうさま)、「アソン」(遊ぶ)、「パパトロー」(パウパトロール)というようなものまで、日本語、ドイツ語、赤ちゃん語と色々混ざっておりますが、ざっと数えても100以上の言葉をしっかり意味を分かって発しています。

そして次男は1歳2ヶ月で私の所に靴を持ってきて「クック、アク」(くっく履く)と2語文を言い始めました。これにはちょっと驚きましたが、最近ではボールが転がって行ってしまうと「ボール、イッチャッタ」や「ミカーン、ホシイ」などどんどん2語文が出てきています。

昨日長男を幼稚園に送って行ったあと次男は「長男(名前)イッチャッタ、ヨーチエン」というので私が「じゃあ、次男(名前)はどこ行くの?」と聞くと「オーチ。」と会話が成立しました。1歳児との会話とっても楽しいです。

基本的には結構正しくしゃべっている次男ですが、ちょこちょこ面白い言葉になっちゃったりもします。本棚を指さして「キプチュ、ホシイ」と言われた時にはさすがに母親の私でも何を言っているのか分かりませんでした。皆さんはなんだかわかりますか?次男はピカチュウが欲しかったみたいで私に一生懸命訴えていました。これには大笑い。ほかにも「ションピョーン」(ショパン)などクスっと笑ってしまうような言葉も多々ありますが、これが可愛かったりするんですよね。

ただこれだけ色々話すのに「痛い」という言葉の乱用が甚だしいのには大変困っております。本当に痛いときだけではなく、どいてほしいとき、何か嫌な時にも痛いというので一瞬びっくりします。「痒い」という言葉は正しく使っているのですが、「痛い」という言葉は彼にとってすごく使用範囲が大きいんですよね。外で「痛い」を乱用されると私が何か危害を加えていると勘違いされかねません。。。ここが日本で無くてよかったと思ってしまいます。

さてさて次男だけでなく長男の日本語も進化しております。昨年末から日本語の補習校に通い始めた長男。補習校では週1回日本語の読み書きと文化を学んだり工作をしたりします。見学に行った際に繊細な長男は、何か間違えたら怒られるのではないかと思ったらしく大泣きをしてしまって。。。間違えるも何もまだ何にも習っていないのよあなたは、と大人の私は思いましたが、繊細さんには新しい環境はきっとものすごくストレスになるんですよね。あまりに長男が泣くので、逆に私の方がプチパニックでバッグを教室に忘れてきてしまうという失態を犯したほど。ところが授業に通い始めてからは補習校が本当に楽しいようで、帰り道に今日何をしたか、読み聞かせしてもらった本の内容などなど日本語でいっぱい話してくれます。そして決まって「あと何回寝たらまた補習校?」と聞いてきます。楽しくて本当に良かった。ひらがなも少しずつ読んだり書いたりできるようになってきてとてもうれしそうです。

そんな長男、昨日私が次男を寝かしつけているときに何やらパパを相手にごねていました。あとで聞いてみると、YouTubeでポケモンを見たかったらしいのですが、パパは日本語ができないから日本語で見せてもらえなかったと。「ママが来るまでドイツ語で見ればよかったじゃん。」というと、「だって日本語の方が分かるんだもん。」と。どうやら長男は6歳の現在まだ日本語の方が良く理解できるようなのです。すっごく不思議。ドイツ語の環境に置かれているのに日本語の方が理解できるんですね。

私自身がおしゃべり好きなので息子たちとたくさん日本語で話せることはうれしい限りなのですが、最近SNSでちょくちょく見かけるダブルリミテッド(どちらの言語も中途半端)については少々考えさせられるものがあるのも事実です。2つの言語ができるのはいいことでもありますが、やはり自分の中に軸となる言語が存在しないと、将来色々な意味で苦労することもあると思います。将来のことはまだ分かりませんが、子どもたちには苦労してほしくないと思うのが親心というものですよね。

来週はElisaの投稿です。お楽しみに。

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この記事を書いた人/Autorin dieses Artikels

オーストリア在住、アラフォー2児の母。女性専門トレーナーとして、妊娠・出産・更年期などライフステージに寄り添ったサポートをしています。家族との暮らしや健康、子育てをテーマに発信中。

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