皆さんこんにちは。
いかがお過ごしですか?Karinです。
オーストリアは新学期が始まって3週間が経ちました。ここ一か月ほどの記憶がないのは私だけなのかしら??何とも忙しい日々を送っておりました。
今日はオーストリアの卒園、入学/入園事情をそんな私の忙しさの理由も含めお話したいと思っております!どうぞお付き合いくださいませ。
ご存じの方も多いと思いますが、私が住んでいるオーストリアは9月に新年度が始まります。そしてその前はたっぷり2ヶ月間夏休みがあります。いいですよね~。(親としては子どもが8週間もお休みだと仕事にならないんですが。。。)以前幼稚園についての投稿で書いていますが、我が長男はウィーン市立の幼稚園に3年間通っていました。 ウィーン市立幼稚園は年間3日ほど完全にお休みになる日がありますが、その他の日は子どもを預かってもらえるんです。これは本当に助かります。なので長男にとって幼稚園最後の夏休みもみっちり8月中旬まで幼稚園に通ってもらいました! 9月から長男は小学校、次男は長男が通っていた幼稚園と息子たち二人とも新生活が始まるため、リセットという意味も込めて8月最後の2週間は夏休みをとったのですが、まーなーんにも仕事にならん(笑)エネルギーにあふれている息子たちは狭いアパートの中では納まっていないので毎日どこかへ出かけておりました。それでも夜までアパートがゆがむほど元気。母である私の方が夜寝つきが良かったです!
話を少し戻します。
これを聞いてお分かりいただけるかと思いますが、夏休みの取り方も家庭それぞれで登園日も本当にバラバラなので卒園式というものが無いんです。しかも誰がいつから夏休みなのかというのも分からないのでバイバイを言えなかったお友達もいます。本当に悲しいですよね~。。。一応6月の終わりにクラスでお別れパーティーなるものをやったようですが、日本のようなお父さんお母さんが参加できる卒園式というのは存在しないんですよね。日本に住んでいたころはその度に行われる「式」というものに煩わしさを感じていましたが、母親になってみて卒園式もないのは本当に悲しい。
しかも、最後の登園日、先生にしっかりさようならを言いたいから先生が帰る時間を聞いてその時間に迎えに行ったのに、先生帰っちゃってていなーい。園長先生が「今日は園児が少ないから先生早めに帰しました。」って。
でたー、Theオーストリア!!!
日本じゃ絶対あり得ない。そんな話を妹たちとしていたらElisaが「卒園証書」作ったら?と言うのです。
なーんていいアイディアなんでしょう!
さっそく息子たち2人分(次男も保育ママの所を卒園したので!)の卒園証書を作り、手作りプチ卒園式をお家でやりました。最初息子たちは「何なんだ」みたいな顔をしていましたが、やはり少し日本人の血が入っているためか証書を受け取る際は長男も次男も一礼をしていました(笑)そして照れくさそうな顔はしたもののとても嬉しそうでした。ちょっとは記憶に残ってほしいなぁ。
さて9月に入り長男は小学校、次男は幼稚園が始まりました。そうです!もちろん入学式も入園式もありません!!小学校は第一日目、クラスに集まり1時間先生のお話を聞いておしまい。みんなランドセルでなくSchultüteと言われる円錐形の袋を持って投稿します。これは新1年生の緊張を少しでも和らげ、入学を祝うための伝統的な風習で、中身は両親や家族からのプレゼントとして、お菓子、文房具、おもちゃなどが詰められています。私は布製のSchultüteを名前入りで作ってもらい、中身を出してその後詰め物を入れると抱き枕として使えるというものにしました。入学式が無いならちょっとでも記念に残るものって考えてしまいますよね。

幼稚園はもう各々好きな時間に登園し慣らし保育が始まります。我が次男は今週頭からもうお昼寝まで幼稚園で済ませてくるという、かなりのスピードで慣らし保育を終えました。先生たちにどれをどこに片付けろと指で指図しているらしく、全く肝の据わった子です。そして私もそれと同時に記憶の無い1か月を終え、やっと記憶がついてくる日々を送り始めました。
いやー、忙しかった。世界中のお母さんたち本当に毎日お疲れ様です!
夜寝る前に2歳なりたてホヤホヤの次男に「今MaxとMoritz(ドイツ語で有名な絵本)読んでるからおむつ替えられない」と完璧な文章で言われ苦笑いしながら、とっても繊細な長男に「早く学校にいきたいなぁ」と言われホッとする母でありました。
ではまた再来週!


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