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インナーユニットと呼吸

皆さんこんにちは、Karinです。

今週末はキリスト教徒の多い国オーストリアではとても重要な行事イースター(復活祭)があります。簡単にご説明すると十字架にかけられたイエス・キリストが復活したことをお祝いする行事です。子どもたちにとってはウサギが隠した色のついた卵やお菓子を探すというとても楽しいイベントです。お天気が良ければ外で卵探しができるのでより一層楽しいんですけれどね。

さて前回はインナーユニットのお話をしましたが、今日はインナーユニットと呼吸との関係を少しお話したいと思います。私たちが日々無意識に行っている呼吸ですが、この呼吸をする際にもたくさんの筋肉が働いてくれています。ここでは的を絞って特にインナーユニットである横隔膜、腹横筋、多裂筋、骨盤底筋群が呼吸の際にどんな動きをするのか見ていきましょう。

まずはドーム状だった横隔膜が収縮し下に下がり、胸腔を拡大することで私たちは息を吸うことができます。その際に腹横筋、多裂筋、骨盤底筋群は緩みます。腹横筋はおなかの動きで緩むというのが分かりやすいかもしれませんが骨盤底筋群も緩んで下に下がります。

今度は横隔膜が緩みまたドーム状に戻ることで胸腔が小さくなり息を吐きだします。それと同時に腹横筋は収縮し腹圧を高め、骨盤底筋群も収縮し持ち上がります。そして腹横筋から筋膜を通じて多裂筋にも指令が届き収縮します。

図を見てお分かりになったと思いますが、横隔膜と骨盤底筋群は息を吸う際には一緒に下に、息を吐く際には一緒に上に動きます。この時、腹横筋と多裂筋がしっかり働き体幹を安定させることで横隔膜と骨盤底筋群の最大限の可動を可能にします。

また横隔膜と骨盤底筋群が理想的な動きをするためには横隔膜と骨盤底筋群はお互いに向き合った状態である必要があります。ということは呼吸と私たちの姿勢はとても大きな関わりがあるということになりますね。姿勢のお話はまた改めてしたいと思います。

次回の私の投稿ではまた骨盤底筋のお話に戻りますが、私自身の経験をお話ししたいと思います。

来週はElisaの投稿です。お楽しみに。

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この記事を書いた人/Autorin dieses Artikels

オーストリア在住、アラフォー2児の母。女性専門トレーナーとして、妊娠・出産・更年期などライフステージに寄り添ったサポートをしています。家族との暮らしや健康、子育てをテーマに発信中。

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