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【二人目不妊】妊活中の気持ちの在り方

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。Karinです。

皆さんは2023年良いスタートが切れましたでしょうか?

オーストリアはここ何年か暖かなクリスマスと新年が続いていますが、今年も例外ではなく気温10℃前後と、とても暖かな年越しとなりました。1月1日0時を迎えると一斉に花火が打ち上げられ、ラジオからはウィーン1区にある「シュテファン寺院」の鐘の音と、ヨハンシュトラウス2世作曲の「美しく青きドナウ」流れ、シャンパンで乾杯をしたりワルツに合わせて踊ったりするのがオーストリアの大晦日の過ごし方です。

私たち家族はと言いますと、息子と夫はとうの昔に深―い眠りについており、私は一人で打ち上げられている花火を窓から眺めて2023年を迎えました。何とも寂しい。。。

これでは何となく出だしが悪いと思い、朝7時ころハプスブルク家の夏の離宮でもある「シェーンブルン宮殿」に初日の出を見るためでかけました。「シェーンブルン宮殿」の庭園は朝6時半から開いており誰でも入ることができます。新年の朝7時の庭園はまだ薄暗く人も1人2人程度しか見かけないほど静まり返っていました。せっかく早起きをして宮殿まで行ったのにこの日のお天気は曇り。。。何とも運の悪い。2023年初の太陽を拝むことができませんでした。ただ雲が多かったので1秒ごとに変わる空のすばらしい色を楽しむことができました。これだけで早起きした意味があります。2023年良い年になるといいですね。

さてまた前置きが長くなりましたが、前回に引き続き妊活のお話から、パートナーとの気持ちの在り方などについてお話してみようかと思います。

これは私個人の感覚ですが、私と夫の間には妊活において温度差があるように感じています。もしかしたら妊活をしているどこの家庭でも同じなのかもしれませんが、女性である私は2人目が欲しいと心から願っており、そのためなら妊娠できる体であるか検査へ行き、周期の記録を付け、排卵日をチェックし、排卵日が過ぎると次の生理が来るまで妊娠初期症状はないかと小さな体の変化にとても敏感になります。一方の夫はというと、2人目は欲しいと思っているけれど、はたから見るとどこかほわーんとしているというか何というか。。。

そんな中でも私が特に難しいと思っているのがパートナーへの排卵日の伝え方です。妊活期間が長くなればなるほどタイミングを取るというのが何となく作業のようになってきます。最初のころはお互いの気持ちがそこにあり、愛を確かめ合うものだったはずが、1か月に1度しかないこのチャンスを逃してはいけないとばかりにガチガチになっていた時期がありました。

「多分4日後くらいに排卵日だから、今日と、明後日にタイミングを取らなくてはいけないから空けておいて!」

こんな風に朝から言ってみたり、

メッセージで「排卵日近いから忘れずに!」と書いてみたり。

今考えてみると夫に本当に申し訳なかったと思っています。

誰がこんなことを言われて“作業”をする気満々の妻がいる家に帰りたいか。それでも夫はあまり何も言わず付き合ってくれていた方だと思います。これでは誰だっていつか気持ちが離れてしまいますよね。お互いに愛があって、この人と子供が欲しいと思って妊活をしているはずなのに元も子もありません。その上、正直な話をするとタイミングを取ることが作業化されると本当に疲れるんです。表向きはタイミングを取らなきゃと思っていますが、心のどこかでは早く排卵よ過ぎてくれと毎月願っていました。

この後私には良くも悪くも妊活の在り方、お互いの気持ちの在り方を考えさせられる機会が訪れます。(それについてはのちのちお話いたします。)それをきっかけに少し私の肩の力が抜けたというのが正しい言い方かもしれません。お互いに話し合ったわけではありませんし、何を改善したというわけではないのですが、夫の気持ちをもっと考えたいと思うことで、なるべく自然に排卵の期間を過ごせるようになりました。

ただやはりその時の後遺症というのでしょうか?それとも男性の繊細さゆえの本能なのでしょうか?排卵日が近づくと夫はさっさと息子と一緒に寝てしまうことがあります(笑)以前の私なら夫をたたき起こす勢いでしたが、今では「まぁ、こんな日もあるよね。」と一緒に寝てしまえるようになりました。

タイミング法での妊活は特にお互いの気持ちを大切にしなくてはいけないと思います。お互いを思う気持ち、愛があるからこそできること。そのためには少し心にゆとりがないと難しいですよね。確かにチャンスは月に1度、精子の数が多ければ多いほど可能性は上がります。しかし全く気持ちが伴わないときには今日はやーめたとしてしまう方がいいのかもしれません。

よく、妊活期間が長いということを話すと「ふっと肩の力が抜けた時にできるよ。」というようなことを言われます。否定はしません。以前も書きましたが、実際第一子は私の祖父と、夫の祖母が亡くなったことで妊活のにの字も忘れていた時に妊娠しました。でもその肩の力を抜くというのがどれほど難しいことか。分かってはいるけれどなかなか簡単にはできないことなのです。だからこそ一度立ち止まって一呼吸置き、お互いの気持ちを見つめあうことでリラックスする。そんな風に妊活と向き合っていけたらなと思っています。

次回は私たち夫婦に訪れたハッピーな出来事のお話をしたいと思います。

今年も少しでもたくさんのことを皆さんと共有できるように、いろいろなテーマでブログやインスタグラムを更新していきたいと思っています。皆さん、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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この記事を書いた人/Autorin dieses Artikels

オーストリア在住、アラフォー2児の母。女性専門トレーナーとして、妊娠・出産・更年期などライフステージに寄り添ったサポートをしています。家族との暮らしや健康、子育てをテーマに発信中。

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