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バイリンガル育児ってどんな感じ?

皆さんお元気でお過ごしですか?

Karinです。

今年は5月に入ってもなんだかお天気が安定せず、私はまだ厚手の上着が手放せない毎日です。しかも今日は朝から一日中雨。子どもと一緒に雨の中外に出るのは幼稚園の送り迎えという短時間でも憂鬱です。朝起きた息子に「今日雨だよ。やだねー。」と言うと、「ママ、雨が降らないとお野菜と果物とお花が大きくなれないよ」と返事が。

ごもっとも。

36歳が4歳の発言にかなわないなぁと思ってしまいました。息子は2歳のころから雪の日以外はずーっと自転車で登園しているのですが、こんな雨の日でも雨合羽を着て颯爽と自転車で幼稚園に行きました。なんてたくましい!

今日はそんな4歳の息子の言葉のお話をしてみたいと思います。我が家は息子をいわゆるバイリンガル、2か国語で育てています。私と夫の会話は夫が日本語ができないのでドイツ語ですが、息子と話すときには夫はドイツ語、私は日本語を使います。息子はと言うとドイツ語をしゃべる人とはドイツ語で、日本語をしゃべる人とは日本語でと完全に分けています。もう幼稚園に通い始めて3年になりますが未だにまだ日本語の方が優勢のような感じがしています。

今までで一度だけ息子が私にドイツ語で話しかけてきたことがあるのですが、その時に「ママはドイツ語があんまりできないから日本語で話してね。」と言ってから一度もドイツ語で話しかけてきたことがありません。私と夫がドイツ語で会話をしていても私には必ず日本語を使います。面白いですよね。

そんな私もバイリンガルになれる環境にいた一人なのですが、世の中にはいろいろなタイプのバイリンガルがいるものですよね。なんちゃってバイリンガルとでもいうのか。。。私は幼少期を日本で過ごし、日本人の母とは日本語で、日本語のとても上手なオーストリア人の父とも日本語で話していたためドイツ語はオーストリアに来るまであいさつ程度しかできませんでした。父はドイツ語で話そうと試みたようですが、恥ずかしがり屋で、間違えることが恐怖だった私は、必ず日本語で返答していました。なので17歳でオーストリアに来たときは普通に語学学校に通い、語学試験を受け、徐々にドイツ語を身に着けていきました。これはバイリンガルのいい失敗例ですね。(父上、母上こんな言い方でごめんなさい。)

子どもが多言語を話すようになるためには「徹底」というのがとても大切だと思います。親が曖昧な感じにしてしまうと子どもは楽な方を選択するのは当然ですよね。

それともう一つとても大きく影響するのが子どもの性格です。私の場合は失敗を恐れずにしゃべるということができない性格だったのでドイツ語を話せるようになる可能性を限りなく小さいものにしてしまったのかもしれません。この失敗は自分が子育てをするときには活かさなければと思い、私は息子が間違えてしゃべってもあまり直すことをしません。「とにかくたくさんたくさんしゃべりなさい」と思っています。伝わればそれでいいんです。幸運にも息子は1歳のころからしゃべることが大好きでたくさんいろいろなことを話してくれます。学校に行き始めればドイツ語が優勢になるのは当然ですが、このまま私と日本語を話すことをやめずにずっと続けてほしいです。

間違いは直さないと言いましたが、こっそりと息子が寝た後に思い出して、面白くて笑ってしまうことはあります。

「ママ、めーめしめて」(目を閉じて)や「あの眼鏡をかぶっている人」(眼鏡をかけている人)、「氷でスヴェンって滑っちゃう」(すてんと滑っちゃう)などなんか違うけれど言いたいことわかるというようなことは結構笑いのツボを刺激してきます。またドイツ語では「歩いていく」ことをzu Fuß (足で)というのですが、息子はそれを直訳して「ママ、今日幼稚園足で行く?」と聞いてきたりします。面白いなぁと思いながら聞いています。

ドイツ語の場合は動詞の時制の形が難しいようでちょくちょく面白い時制変化を披露しています(笑)

私は小さい頃は恥ずかしがりやでしたが、母親の影響もあってかとても独り言が多いです。それが息子にも遺伝し、息子も独り言が多くしょっちゅう何かしゃべっています。そっと耳を澄ませて聞いていると独り言はドイツ語であるときと、日本語であるときがあります。ごちゃまぜにと言うわけではなく一定の時間ドイツ語、一定の時間日本語というような感じです。不思議ですねぇ。

言葉からは子どもの成長がとてもはっきり聞こえてきて母親であることの喜びや幸せを感じさせてくれます。息子とおしゃべりする時間、これからも大切にしていきたいです。

さて明日日曜日は母の日ですね。すべてのお母様方、日々お疲れ様です。素敵な母の日をお過ごしくださいませ。

ではまた次回!

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この記事を書いた人/Autorin dieses Artikels

オーストリア在住、アラフォー2児の母。女性専門トレーナーとして、妊娠・出産・更年期などライフステージに寄り添ったサポートをしています。家族との暮らしや健康、子育てをテーマに発信中。

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