皆さんこんにちは。
Karinです。
今週私たち家族はお休みを取ってヴェネツィアに行っておりました。ウィーンからヴェネツィアは飛行機で1時間ほど。大人気の観光地です。今回はヴェネツィア本島から東南にあるリド島に宿泊をしました。映画「ベニスに死す」の舞台でも有名ですよね。綺麗な砂浜は子どもと一緒の家族旅行にはぴったりです。残念ながらあまり天気に恵まれませんでしたがひと時の息抜きになりました。

ヴェネツィア旅行記はまた別で書いてみたいと思いますのでお楽しみに!
さて今日は前回の続き腹直筋離開についてです。前回腹直筋離開とはどんなものなのかというのをざっとお話ししましたが、今回は実際どんなものなのか少し図や写真で見てみましょう。
私たちの腹筋は大きく分けると4つ。深いところから腹横筋、内腹斜筋、外腹斜筋、そして一番表面に腹直筋という順番になります。このすべての腹筋(腱膜)が正中線で合わさり白線という腱繊維を作り上げています。腹直筋離開はこの白線部分がおなかが出ることにより伸びてしまうのです。
腹直筋離開にもタイプがいくつかあります。下の図を見てお分かりの通り
① 普通
② おへその下が離開したタイプ
③ おへその上が離開したタイプ
④ 全体的に離開したタイプ
⑤ おへその周りが離開したタイプ
とおおよそ4つのタイプに分けられます。

ではどのようにして腹直筋が離開しているのを調べるのでしょうか?一番正確なのは専門家によるエコーですが、自分でもセルフテストをすることができます。
まずは足を立てた状態で仰向けになります。そしておへその上あたりに両手の指をもってきて指を少しお腹に沈めます。そこからおへそを覗き込むように頭を持ち上げてみてください。両方の腹直筋が硬くなり近づくのが感じられましたか?これでどれが腹直筋か分かったかと思います。しかしこれだと腹直筋が一番近づいた状態で離開の本当の幅が分からないのでそこから頭をどんどん下げていき床から1ミリほど離れたところでストップします。その状態で両方の腹直筋の間の距離がだいたい指何本分あるか調べます。これが実際の離開の幅に一番近い状態になります。ついでにおへその下や胸に近い方も腹直筋の間に距離があるか、指はどれくらい深く入るかなど調べてみることでどのタイプの腹直筋離開か、また白線の張りも調べることができます。
しかし腹直筋も筋肉なので毎分毎秒状態が変わります。朝は離開が一番少ないでしょうし、ご飯を食べた後には離開が広がります。セルフテストはそれを踏まえて行うようにしてくださいね。
さてこの腹直筋離開ですがお腹を見ただけでわかることもあります。特に腹筋を鍛えるエクササイズをしているときに見受けられますが、ドーミング(doming)ないしはサギング(sagging)という状態を起こすからです。(ドーミングは離開部分がドーム状に盛り上がり、サギングは陥没したようになります。)現在私は妊娠24週目に入りましたが、もうすでに仰向けで頭を持ち上げるとドーミングがはっきりと見て取れます。

このように離開があるのにいわゆる腹筋運動を行うと離開の幅をどんどん広げてしまうことになります。妊娠中そして産後、離開の幅が狭くなり白線に張りが出るまで腹直筋、腹斜筋群の運動は避けるようにすることをお勧めします。
ではどうやったらこの離開の幅を狭くすることができるのでしょう?ポイントは腹横筋にあります。
次回はこの腹横筋についてとトレーニングのお話していきたいと思います。
お楽しみに!


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