皆さんこんにちは。Karinです。
日本の夏の暑さにはかなわないものの、最近のウィーンの暑さもなかなかの威力を発揮しています。特に妊婦の私にとっては35℃近くなってくるとかなりしんどく流石に「あーもう無理。」と思い、ここでやっと扇風機を購入しました。
扇風機一つあるだけでこれだけ快適に過ごせるんですね。
オーストリアではクーラーや扇風機が無い家庭がほとんど。オーストリア人である夫も「そんなもの必要ない。」とずっと言っていましたが、扇風機が我が家に届いてからはいろいろな設定を試したりとなかなか気に入ってくれているようです。これならもっと早く買えばよかった。

さて今日はオーストリアでの妊娠生活についてお話したいと思います。早いものであと一週間で妊娠9か月目になろうとしています。仕事も残すところあと1週間。いよいよ産休に入ります。
以前2人目妊活について書いてきましたが、私にとってこれが4回目の妊娠になります。この4回目の妊娠、最初はかなり不安定なものでした。妊娠6週から12週ころまで出血が続き、何度も緊急で病院に行きました。「あー、また今回もダメかもしれない。」と思ったことは1度ではありません。そして長男の妊娠中にはなかった悪阻が今回はあり、袋を持ち歩いたり、トイレに駆け込んだりと結構大変な思いもしました。
しかし16週を超えるころには大分安定し、今現在まで特に何の問題もなく元気に過ごすことができています。最近の心配ごとと言えば前回の妊婦検診で先生からお腹の子が2週間ほど大きいと言われたことですかね。しっかり成長してくれているのは本当にうれしいのですが長男が4kgを超えての出産だったので今回も心構えをしておかなければと思っています。(ちなみに妊娠糖尿病の検査は正常でした)
オーストリアでも妊娠中は妊婦検診が義務付けられています。Mutter-Kind-Passと言う母子手帳があり、そこに記載されている検診をすべて受ける必要があります。

日本の母子手帳のような可愛さのかけらもないですが。。。
これらの検査を1つでも逃してしまうと産休手当てがもらえなくなってしまいます。妊婦検診の費用は健康保険がきいているのですべて無料です。
その他にも様々な血液検査、数回のトキソプラズマの検査や経口ブドウ糖負荷検査(OGTT)、出生前診断をするように先生の方から言われます。出生前診断については任意の検査なので、実費になってしまうのですが、受ける人が多い印象があります。私は今回13週目でコンバインドテストと23週目で内臓のスクリーニング検査を受けました。
コンバインドテストは超音波検査(首の後ろのむくみの厚さ)と血液検査(母体血清マーカー)の両方の値からおなかの赤ちゃんに染色体異常がないかという可能性をしらべるものです。
内臓のスクリーニング検査は30分ほどかけて赤ちゃんの頭から足の先まで異常がないか調べます。この検査は長男の時も今回も夫が一緒に来てくれて一緒にじっくり赤ちゃんを見ることができました。
オーストリアでは妊婦検診はすべてかかりつけの婦人科で行い、出産の際は産科のある大きな病院に行くことになります。産科のある病院には助産師さんがいるので基本的には病院のみの予約で出産することができるのですが、プライベートで助産師さんを頼むことも可能です。プライベートで助産師さんを頼んだ場合、妊娠期間中から産後しばらくまでサポートしてくれるので、本当に助かります。費用は1000ユーロから2000ユーロと結構かかりますが、やはり妊娠中から信頼関係を築けるのでとてもお勧めです。私は長男の時もプライベートで助産師さんを頼んだのですが、とても素晴らしい出産経験になったので今回もお願いすることになっています。
残念ながら前回お願いした助産師さんが今回の予定日前後、休暇を取っていていないので、紹介してもらったほかの助産師さんを頼むことになりました。一度会ったのですがとてもいい印象を受けました。色々ためになるアドヴァイスももらっていて、私たちが望む出産になるよう着々と準備を進めています。
プライベートの助産師さんが提供しているものは:
・妊娠35週ころから予定日を過ぎないための針治療
・37週から24時間の緊急電話対応
・出産
・数回の産後サポート
などなどなかなかの内容です。
再来週からは産休に入り少し時間ができるため、マタニティエクササイズや呼吸法のクラスにできる限りたくさん参加したいと思っています。もちろん自分の仕事のための勉強ということもありますが、やはりスムーズな出産のためには動くこと本当に本当に大切だと思います。出産に向けて心身ともに健康でい続けたいものですね。
まだまだ暑い日が続くと思いますが体を大切にお過ごしください。
では!


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