MENU

ご報告!オーストリアでのかなりハードだった第二子出産

皆様ご無沙汰しております、Karinです。大分秋らしくなってきた今日この頃ですが、お元気にお過ごしでしょうか?

今日は出産のご報告と近況についてお話したいと思います。

3週間前の9月17日の朝、予定日より一週間以上早く第二子の元気な男の子を出産いたしました。長男は予定日を10日も超えて生まれてきたのですが、陣痛が始まってからは6時間以内でのまあまあのスピード出産だったので今回はその半分の3時間くらいで生まれるでしょと周りの誰もが思っていました。

ところが予想をはるかに超えて12時間も陣痛と戦うことになり、なかなかのハードな出産を経験することとなりました。

その大きな理由は次男がなかなか私の骨盤の中に降りてきてくれず、出産が思うように進まなかったのです。出産前に理学療法士さんに骨盤と骨盤底筋の調整をしてもらったり出産時の呼吸法のクラスや、ヨガなどにもかなり頻繁に通い、陣痛が始まってからも階段の上り下りやいろいろなエクササイズ、体勢を試したのですが10時間たっても陣痛がずーっと10分間隔。ただその陣痛は体が震えるほどの強いもので、10時間もその陣痛と戦っていると体力的にも精神的にもかなり限界まできていました。しかし何度助産師さんに見てもらっても次男の頭は子宮口からかなり遠いところにあり、そのため頭が子宮口を押していないので子宮口もちゃんと開いてくれませんでした。産科の先生にもエコーで見てもらったのですが、頭の位置自体は何の問題もなく、ただ下に降りてきていないとのことでした。

そこで先生と助産師さんから促進剤を使ってみませんかとの提案がありました。なるべく自然な出産をと思っていましたし、助産師さんも私の意志は重々分かってくれていたのですが、たまに次男の心拍が落ちることがあるのであまり長くは待てないかもしれないということでした。やはりお腹の中の子のことを一番に考えると薬を使いたくないというのもありましたが、苦しいのならはやく外に出してあげなくてはという気持ちもあり最終的には促進剤を使ってみることにしました。

すると促進剤を使い始めてからすぐ陣痛の間隔が短くなり始め、陣痛の際にはあの仙骨、尾骨を押す激痛が始まりました。あー、頭が骨盤に入ったんだなとすぐに分かりました。そこから何回かあの辛いいきみ逃がしをし、最後は陣痛2回ほどで次男はポンと生まれてきました。

生まれる瞬間には助産師さんと先生から「まぁ、なんて大きい子なの。」と歓声が上がりました。それもそのはず、予定日前なのに4010gというサイズ。しかも手が顔の所にあったらしく、そりゃあなかなか骨盤に降りてこないわけだよね、と妙に納得しました。(我が子はなぜこんなにビッグベイビーなのか?実は長男も4020gで生まれてきました💦)

今回も長男の時同様、夫がずっと立ち会ってくれました。オーストリアの分娩室でパートナーが妊婦さんの頭の方に立っていてくださいと言われることはありません。それとは逆に助産師さんや先生が「ほら見てお父さん、赤ちゃんの頭がでてきましたよ。お母さんも頭触ってみますか?」と結構なテンションで聞かれます(笑)(ちなみに私は痛みに耐えるのに必死で触っている余裕はありませんでした💦)夫は「助産師さんや先生たちは毎日見てるものだからあんなテンションだけどダメな人結構いると思うなぁ。」と冷静に言っていました。そんな私の夫は全然な平気タイプ。頭が出てくるその瞬間は感動で涙がでそうになったけれど必死でこらえたと。産道を通ってきた次男はブルーベリーのように紫で生まれた瞬間に口からたくさん羊水を吐き出してとてもびっくりしたと言っていました。

4年近く待ち望み、長い分娩時間を乗り越えた後の我が子との出会いは私にとっても夫にとっても言葉にならない感動でした。

さてそんな結構大変な出産を終えてから休む暇もなく赤ちゃんのお世話が始まっています。オーストリアの病院は産後数時間で退院することもできますが、何日入院するかは基本的に赤ちゃんとお母さんの体調で決められます。私は今回は会陰裂傷も全くなく、体調も良かったので産後4日目にある赤ちゃんの検診のあとすぐに退院しました。

ところが家に帰ってすぐ長男が幼稚園から風邪をもらってきて、夫、私そしてなんと生後2週間の次男にまで移るという最悪の事態を繰り広げました。風邪自体はひどいものではなく咳と鼻水のみだったのですが新生児が風邪を引いたら一大事。とにかく鼻がつまって息ができない次男はパニックで一晩中泣き叫び、翌日救急の子ども病院に行かなくてはいけませんでした。幸運にも入院にはなりませんでしたがかなり大変なスタートとなりました。

また次男はおとなしかった長男とは真逆でとにかく泣く。そして寝るのがとってもへたっぴ。出産から3週間経ちますが夜中に私が寝れるのは2~3時間程度で大分体がしんどいです。

でも新生児はやはり特別なもので、いくら泣いても本当にかわいいですよね。この赤ちゃんを抱っこする感覚を忘れないようにと思いながら日々大切に過ごしております。

そして今回夫をはじめ母と妹たちにはたくさん身の回りのことをやってもらい本当に感謝しかありません。産褥期にしっかり休むためには周りのサポートが必須になりますよね。特に夫は産後すぐに1か月の育休を取ってくれ買い物、料理、掃除、長男の送り迎え、長男と公園に行ったりとすべてやってくれています。まだまだ生活のリズムが整わないので大変ですがゆっくりと家族4人の生活に慣れていきたいですね。

そんなこんなで先週の投稿のはずが一週間遅れてしまい本当に申し訳ありません。

ではまた次回の投稿で!

よかったらシェアしてね!/ Teile es gerne!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人/Autorin dieses Artikels

オーストリア在住、アラフォー2児の母。女性専門トレーナーとして、妊娠・出産・更年期などライフステージに寄り添ったサポートをしています。家族との暮らしや健康、子育てをテーマに発信中。

コメント/Kommentare

コメントする

目次