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自然治癒力を植物でサポート

こんにちは、Elisaです!

9月に入り、今週からフィトテラピーのサテライト校が始まりました。私が植物療法を勉強したルボア フィトテラピースクールでは、卒業生が活躍する道として、全国、また全世界でサテライト校を開けるようなサポートを行っています。幸い私も講師として働く機会をいただき、現在ウィーンからオンラインでのレッスンをスタートさせました。

プルミエコースは、まさに植物療法の「基礎」。とは言え、植物のことだけではなく、私たちの体のこと、女性の健康、そしてハーブの取り扱いなど、全16時間にわたって細かく学ぶことができます。

私が学校の扉をたたいたのは、今から9年前のこと。その頃はまだオンラインのレッスンなどはなく、東京の古い校舎のほうに通ったのを覚えています。当時、漠然と植物療法って面白そう、といった興味だけで学び始めた私でしたが、コースを重ねるごとにますます興味がわき、最終的にはフィトテラピストになるまで勉強を続けることができました。

その間、世の中の状況が大きく変わったこともあり、最初は対面しかなかったコースもオンラインが可能になり、現在では海外からでも開講ができるようになったのです。

最初にサテライト校を開催したのは今から2年前のこと。インプットからアウトプットする立場へと変わり、どのように伝えると一番分かりやすいのか、ということを一生懸命考えたのを覚えていますが、少し時が流れた現在、もう一度テキストを見直して見ると新たな発見がいっぱい。こんなことを学んできたんだなー、と改めて振り返りながら、現在植物のおもしろさをお伝えしています。

そんな開講を控えていた8月の末のこと。フランスに旅行に行っていたパートナーのO君が風邪を引いて帰ってきました😢

一緒に旅行をしていた人が風邪を引いたとかで、見事にもらってきたようです。

喉が痛いと言い始めてから2日後くらいに、遂に熱を出し、それから咳と鼻水に悩まされていました。

私は生活空間をアパートの中で分けつつも、看病をし、3、4日くらいはぴんぴんしていたので今回は移らなかった、と自負していたのですが。。。

5日目にとうとう喉が痛くなり出しました。早速ティートリーでうがいをしたり、セージのお茶を飲んだりを始めたのですが、どうやらいわゆる流行性感冒だったようで、次の日には体中が痛くなり、熱が出始めました。

最高のお土産を持ってきてくれたじゃないか、と思いつつも、どうしようもありませんね。こういう時にはひたすら寝るのが一番。幸い薬も使わずに1日で熱は下がったのですが、その後なかなか咳と鼻水、痰が抜けず。

O君も副鼻腔炎になったらしく、顔面の半分が痛いと言い始めました。通常なら病院に行って抗生剤、というのが18番だと思うのですが、週末だったこともあり家で良い子にしていることにしました。

そこで彼が思い出したかのように、以前医者に鼻うがいをする際にグレープフルーツシードエキスを入れると良い、と言われたと言うのです。

私はグレープフルーツシードエキスの存在を全く知らなかったのですが、どうやら前回そのエキスを入れた塩水で鼻うがいをしたら2日で完治したということでした。

それは面白いではないか、と思い、早速手配をしました。

その間、私はくしゃみと咳に悩まされながらも起きていることはできたので、ネットでこのグレープフルーツシードエキスとやらを調べ始めました。

すると、そこら中に「天然の抗生物質」という言葉が出てくるではありませんか!

これまでオレガノオイルやニンニクオイルを植物性の抗菌薬として用いたことはありましたが、グレープフルーツシードエキスにそんな効果があったということは全く知らなかったので、まさに目からうろこ。

通常は飲用として使うそうで、水や飲み物にエキスを1日30滴ほど入れて飲みます。その影響範囲は、風邪から細菌性のものまで非常に多岐にわたり、ぜひ試してみたいとワクワクしてきました。

そして届いたのがこちら。

一見普通のチンキのように見えますが、中身はちょっと重めのオイル。赤褐色で、口に含むと、まあ苦いこと。でも良薬口に苦し、ということで、1日2回飲み始めました。

するとどうでしょう。使う前は夜中に喉が痒くてむせかえっていたのが、飲み始めてから夜中の咳が出なくなり、2日後には日中の咳もほとんどなくなってきました。

これって私の自然治癒力?それともグレープフルーツシードエキスのお陰?

O君はどうでしょう。彼も塩水にグレープフルーツシードエキスを3滴入れ、1日2回の鼻うがいを続けていました。すると3日経った頃には痛みがなくなったようで、病院にもいかずに治ってしまったのです。

これには私も驚きました。

普段から薬は極力飲まないように心がけている私ですが、今回もゆっくりと、確実に回復をしていきました。もちろん誰もが早く熱を下げて、楽になりたい、と思うもの。でも体が一生懸命戦っている邪魔をするのは、逆に自然に反しているのではないかな、と最近は特に感じています。薬が必要な場面、というのも当然あるので、その判断は誤ってはいけませんが、なくても治るようなものの場合には、自分の力を信じてあげたいと思います。

今回はグレープフルーツの種から抽出されたオイルに助けられる、というとても興味深い体験をすることができました。オーストリアでは薬局などでも手に入りますが、日本ではiherbが取り扱っているようです。

これから季節の変わり目は気候の変化も大きくなりますが、皆さんも体に気を付けてお過ごしくださいませ。

🌟あくまで個人の体験による記録ですので、お試しになる方はご自身の責任と判断のもとでお願いいたします!

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この記事を書いた人/Autorin dieses Artikels

日本育ち、ウィーン在住の植物療法士。趣味カメラ、文章を書くこと。「自分たちの経験を書くことで一人でも多くの人をハッピーにしたい!」をモットーに発信中!

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