こんにちは、Elisaです!
皆さんお元気にお過ごしでしょうか。
前回のブログにも少し書きましたが、私のパートナーはオーストリアのブルゲンランド州にあるマッタースブルグ(Mattersburg)という街の出身なので、最近はそちらに行くことが多くなりました。
いずれはマッタースブルグのアパートに引っ越す予定なのですが、とにかくいろいろと進まずに立ち往生状態
とまあ、言いたいこともたくさんあるのですが、1月にはその彼の手術もあり実家でお世話になる機会がありました。その内容は後ほど書くとして、手術の前にどうしても自作のラザニアを私に食べさせたいということで、一生懸命作ってくれました🥰
サーモミックスってご存知ですか?万能調理器とも言うらしく、レシピがタッチパネルに出てきて、その指示通りに食材を入れると切る、刻む、混ぜるなどをやってくれるんですね。私は正直「全部自分でやればいいじゃん。」と思っていたので興味もなかったのですが、彼は案外これを使いこなしておいしいものを作っているんです。そのラザニアがこちら!

彼のおじいちゃんが料理人だったらしく、いざ始めたら本人も真面目に作っているではありませんか。私よりもずっと丁寧。しかもおいしい!これからの食事は頼もうかしら、と心の中でほくそえんでしまいました。
さて、ちょっとその彼の話になるのですが、私たちは出会ってからすぐに私が日本に一時帰国して、更にコロナの影響でオーストリアに戻れなくなったことで長い間会えない状態が続いていました。私が日本にいる間は毎日メッセージ交換やビデオ電話をしてコンタクトを保ち続けてきたのですが、彼はオーストリア国鉄の運転手で夜勤が多く、また住んでいるところもウィーンではないので、私がオーストリアに戻ってからもなかなか会うことができずにいました。
そんなこんなで2年半がたった去年の夏、会う約束をしていた日に彼が具合悪くなってしまいました。そのまま来たものの、気分が悪く食事ができず、腹痛も訴えていました。それ以前も度々コロナにかかったり、尿道炎らしきものもやっていたのできっと風邪か食あたりかな、なんて思っていたのですが、なかなか治らなかったんですね。
それからは腹痛がひどくなり、仕事に行かれず、病院に通う日が多くなりました。しかし、緊急で行っても病院はきちんと調べてくれず、血液検査の問題が見つからないからそのまま帰されたり、詳細な検査の日程もなかなか取れずイライラする日々が続きました。年末になってようやく超音波、胃・大腸カメラ、そしてCTの検査が行われたのですが、大きな問題は見つかりませんでした。
オーストリアではその都度紹介状を書いてもらわないと病院に行かれないため、いろいろと時間がかかってしまうこともあります。ただ、彼は約10年前に小腸の手術(しなくてもよかったもの)を開腹で行っていたため、かかりつけ医の紹介で以前手術をした病院に送ってもらうことになりました。すると担当の医師が、10年前の手術の癒着と慢性的な盲腸の可能性がある、ということを言ったんですね。彼自身癒着は絶対に起きているし、右下腹部が痛いから盲腸かもしれない、と言っていたのですが、両方とも検査で見ることができなかったのです。
私自身も急性盲腸の経験があるので、盲腸なら熱も出るし炎症反応もあがると思っていたのですが、慢性の場合はこれに当てはまらないこともあるらしく、更に超音波でも見えない可能性すらあるそうなのです。そして癒着自体もこういった検査で見ることができないため、実際に腹腔鏡であけてみるしかないということになり、1月に手術が決まりました。
本人はその間も続く腹痛や不安で1日中寝ている日もありましたが、何とか1月まで持ちこたえ遂に当日になりました。相当ナーバスになっている人を支えるのはなかなか大変💦更に病院の指示が間違っていたことによりPCR検査をしていなかったので、病院で検査をしてその結果を待つことになり、手術の時間が押してしまいました。本人は具合悪い上に手術が押して、もう最悪の状態。その気持ちも分かります。
というのも、手術を受ける人のみPCR検査をしなくてはならず、お見舞いの人や付き添いの人は何もいらないというのです。世界中どこもそうなのでしょうが、この矛盾には私も参ってしまいました
結局夕方に手術が行われたのですが、当初80分の予定だった手術は3時間かかり、結構な長丁場となりました。盲腸は慢性から急性になりかけていて、更に癒着もかなり強かったようなのでそれをはがすのに時間がかかったそうです。いろんな意味でギリギリですよね。その日は私は本人と面会はせず、3日後に会いに行ってきました。痛みが強く、腹腔鏡ではガスをお腹に入れるため、下腹部がポッコリしていましたが、1つ大きな手術が終わりほっとしたようでした。最終的には5日後に退院することができ、現在家で療養中という形です。
原因が分からず病み続けるということはとても辛いことですよね。特にいろんな病院に行ってもたらい回しになると、それはそれで精神的にも相当大変なものがあります。ただ、こうなったことにはやはり生活習慣や日々の積み重ねも大きく関係していると思うのです。安定した仕事があることはいいことですが、週3回12時間の夜勤があったり、休日は寝て過ごす、また食事も外食ばかりという生活が続くと、体にはいつか限界が来てしまうのでしょう。免疫もそれに応じて下がったことによりいろんなウイルスやバクテリアに感染しやすくなり、更にこういった慢性的な炎症も起きてしまったのではないかと思います。
病気になることは積み重ねだと思いますが、逆に健康になるのも積み重ね。こうなった時はチャンスだと考え、改善できることから少しずつ試してみて、この次の10年では良い結果をもたらすように生活していけばいいのではないかと思います。
これも何かの役に立つ経験となりますように。それではKarinのブログもお楽しみに☺


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