皆さんこんにちは、Elisaです!
今日から7月!ここウィーンは6月中に一度30度を超える日が数日続いたものの、現在は20度台後半で比較的過ごしやすい日々が続いています。そして1日の最後にはこんな美しい日没も。

ウィーンには東京都と同じように23区あるのですが、この景色は12区のMeidlinger Hauptstraße (マイドリンガー ハウプトシュトラーセ)という地下鉄の駅から撮影したもので、新しく建てられている高層ビルに丁度太陽が反射していました。自然は1秒1秒変化していくものなので、その瞬間をしっかりと目に焼き付けたいものですね!
さて、ということで私の趣味は、写真です。カメラを手にしたのは今からちょうど15年前くらいのことだと思います。その頃学校の修学旅行かのためにCanonの小さい持ち歩き用カメラを買ってもらったんですね。それまでは特に写真に興味があったわけでもなかったのですが、そのカメラを持ち始めてからは景色や人、食べ物を頻繁に撮るようになり、それが自然と私にとって大切な時間となっていきました。
それから5年後、私が写真を撮ることに興味を持っていることに気づいた両親が見兼ねて、初めてNikon D5200をプレゼントしてくれたのです。それから今日まで10年間、どこか行く際にはカメラを持って撮影を続けてきました。
正直なところカメラに関する知識はほとんどなく、ただ美しいと思ったものを撮りたい、というだけでここまで来たのですが、今回私のパートナーがカメラを買うにあたり、二人でカメラのワークショップを受けることになったのです。

これがその講演が行われたスタジオの入り口。中は撮影していないのですが、レンガ造りの雰囲気のあるスタジオです。全部で2日間5講演を聞きましたが、中でも最も印象に残っているのがSascha van der Werf (サーシャ・ファン・デア・ヴェルフ)というオーストリア人のカメラマンの講演でした。彼はもっぱらLeica Q2 Monochromを使い白黒写真だけを撮影しています。白黒写真は現在ではカラーで撮影したものを編集で作り出すことができますが、彼の場合はカラー写真がないのです。その理由は、色盲があるからでした。その話を聞いた時は冗談だと思っていたのですが、後々Leicaの担当者に聞いたところ本当の話だったんですね。
Sascha van der Werfの写真はGoogleやYoutubeで検索してみるとたくさん出てきますが、ストリートフォト、ポートレートなど非常にストーリーのある写真ばかりで、本当に感激してしまいます。彼にとってはおそらく見えている世界が全く違うのでしょう。白黒は写真の原点とも言われるものだと思いますが、光と影だけで表現される写真には何とも言えない魅力があります。 私のパートナーも白黒写真が大好きで、今回彼にとって初めてのカメラを購入しました!

最初はNikon Z fc(右)を購入したくてお店に行ったのですが、アドバイザーの方にFujifilmのカメラをいくつか紹介していただいたところ、そちらに心が動いたようで・・・。1か月悩んだ末購入したのが写真左のFujifilm X-T5。これもとてもレトロな感じで美しいカメラです。
そしてようやく二人でカメラを持ってお散歩に行ってきました。彼にとっての最初の写真がこちらです。

丁度カメラ屋さんの前で、私が携帯を手にウロウロしているところを撮ってくれました。個人的には結構気に入っています🥰
私もいくつか白黒で写真を撮ってみて感じたことがあります。例えば被写体になる人が黄色い洋服を着て赤い帽子をかぶっていたとします。そうすると写真としてみた時には人間よりもカラーに目が行ってしまい、あまり印象に残らないんですね。でもこれが白黒になるとどうでしょう。カラーが一気に消えることでよりポイントが人間に行きます。だからこそ昔撮影された白黒のポートレート写真は光と影だけが生み出す何とも言えない味わいと品が感じられるんでしょうね。
今ではカメラの設定を変えるだけですぐにカラーも白黒も、ボケもエフェクトも可能になってしまいますが、フィルムカメラの時代に一発で撮影していた昔のカメラマンの技術はきっとすごいものだったんだろうな、と思います。。。どちらの時代にもメリットあり、デメリットあり、ということですね。
今日も読んでいただきありがとうございました!
それではまた次回♪


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