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薬の助けが必要な時

こんにちは、Elisaです!

ここ数日のウィーンはとにかく暑く、毎日汗だくになりながら過ごしています💦

きっと日本の蒸し暑さと比べるといい方なんだと思いますが、それでも連日だとさすがにこたえますよね。 そんなhotなウィーンではありますが、朝の涼しい時間に外に出て空を見上げると雲は秋模様。

きれいだなー、と思いながらも、秋が近づいてくると寂しい気持ちもしてきますよね。

暑さに文句を言いながらも、もう少し夏を満喫したいものです!

この気候の変化もあってか、遂に夏風邪でダウンしました。

8月には姉が住むスウェーデンに旅行をする予定になっていたので、航空券も荷物もばっちり用意していたのですが、その丁度1週間前にパートナー君が体調不良を訴え始めました。

寒いとか、なんか気分が悪いとか言っていたのですが、その内に喉が痛いと言い、遂にくしゃみと咳もし始めました。

きっとここ数日バイクを乗り回していたからかな、と思っていたのですが、どうやらどこかでもらってきたようで。

次の日には熱を出し、ひどい鼻声をしながら完全にダウンしてしまいました。

まあ私は移らないだろうと思いながら、一応うがいをしたりハーブティーを飲んだりしていたのですが、3日後に私も強烈な咽頭痛で目を覚ますことに。

昨年夏にコロナに掛かった時も、何となく喉が痛かった気がしましたがそれとは比にならないくらいの痛み。

変だなと思い口を開けてみるも、痛すぎて開かず。

それでも懐中電灯で喉を照らしてみると、右側の扁桃腺に白いものが4つほど出来ているではありませんか。

小さかった頃にかかった溶連菌のことが頭をよぎりましたが、とりあえず私にはハーブという力強い味方があると信じ、セージのお茶を1日2回飲み、オレガノオイルを患部に塗り、そしてティートリーオイルでうがいを続けました

セージは万能と言われるだけあって、風邪にも、お腹の不調にも、そしてホルモンのトラブルにも用いられます。特に抗菌、抗ウイルス作用に優れているため、ハーブティーとして飲んだり、それを冷やしてうがいとして使うのが有効です。

これまでにも度々お世話になってきましたが、かなり効果を感じたハーブティーの1つです。

オレガノオイルは綿棒に少し付け、患部に直接塗ります。オレガノは天然の抗生剤と言われるくらい抗菌作用の強いハーブで、風邪には持ってこいの存在です。塗布した後はピリピリするのでうがいをそのままするのがお勧めです。

そしてティートリーも風邪の際に使いたいオイルの代表ですね。こちらもまた抗菌・抗炎症作用に優れたハーブ。ニキビや口腔系のトラブルには欠かせません。コップ一杯の水にティートリーオイルを1-2滴垂らし、それでうがいをします。

これで数日間頑張っていたのが功を奏したのか、喉の痛み以外は熱も咳も出ませんでした。

これでスウェーデン旅行も行かれるかな、と思っていたのですが、何日たっても強烈な喉の痛みが全く良くならず、咀嚼もあくびも飲み込むことも困難になってしまいました。

結局楽しみにしていたスウェーデン旅行はキャンセルすることに😢

こんなことは全く想定しておらず、キャンセル不可の飛行機とホテルを予約していたので全部パー。

でも健康でない時に海外を旅行するリスクを考えると、これで良かったのかもしれません。少なくともそう思うようにしました。

そして4日間家で頑張っていたのですが遂に辛くなってきたので、まず薬局へ行くことに。

「喉の痛みが強いんですが、植物系のスプレーか何かありますか?」と聞くと、「もし炎症がなければそういうものでもいいですよ。」と言われました。

「喉が白くなっているから多分炎症を起こしていると思います。」と答えると、

薬剤師は目を丸くして「それはまず病院に行った方がいいと思いますよ。これだと植物だけでは間に合わないから抗生剤を飲まなきゃいけないかもしれないですね。今回は炎症を抑えるトローチを試してみて、それでもだめなら病院に行ってくださいね。」と言われました。

そしていよいよ歯茎まで痛くなってきたので、ようやくかかりつけ医に行くことに。

先生は私の喉を見るなり「随分赤いわねー。」と一言。

そして首を触り、「両側ともかなり腫れているから、一応抗生剤を3日分だけ出しますね。」と言いました。

ここでオーストリアの病院事情ですが、いわゆるかかりつけ医(開業医)では全体的に診てもらい、そこから専門医や検査に回してもらうというスタイルです。

そのため例えば超音波やCT等の詳細な検査をする場合には、全く別の検査センターで予約をとって診てもらうことになるので、楽と言えば楽、面倒くさいと言えば面倒くさい、という両面があります。

しかし薬局との癒着はないため、処方箋を出してもらっても、いらないと思ったら購入しないということもできます。

私はひたすら薬を飲まずに頑固にやってきたので、ここで抗生剤を飲むべきか、ということで本当に悩みました。

耐性菌のこともあるし、腸内細菌が乱れてしまうと立て直しが大変。

でもこれ以上放っておくのも体に負担だろう、ということで天秤にかけ、今回は3日間だけ抗生剤を飲むことしました。

薬局では抗生剤を飲む時用の腸内細菌セットも売っているので、それを同時に飲みます。

すると次の日には喉の痛みがほとんどなくなり、体調もかなり回復しました。

やっぱり細菌だったのかな・・・。

これまでハーブに助けられてきたこともたくさんあります。

ただ、ここでは薬の助けが必要、という時には頼らなければいけない時もあるのだな、と改めて思いました。

疲れやストレスで体が弱っている時こそ、植物の力をかりながら風邪を引かない体づくりをしたいものですね。

この夏はしぶとい風邪が流行っているようなので、皆さんも気をつけてお過ごしください!

それではまた次回!

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この記事を書いた人/Autorin dieses Artikels

日本育ち、ウィーン在住の植物療法士。趣味カメラ、文章を書くこと。「自分たちの経験を書くことで一人でも多くの人をハッピーにしたい!」をモットーに発信中!

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