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月経のお話 ~自分の体を知る〜

皆さん、こんにちは!Elisaです。

今週はとても過ごしやすい気候となっております。ここまで気温の上下が激しかったので、少し落ち着いてくれるといいのですが・・・。

先日は、そんな気持ちの良い気候の中、朝早くから散歩に行ってきました。なんだかこの季節は雲がきれいですよね。

これから晴れるかなーっていう朝の空、結構好きなんです💛なんていうか、今日も頑張ろうって気持ちになりますよね。

この朝は特に雲の間から太陽が差し込んでいて、何とも言えない神秘的な光景でした。

さて、ここからはお空のようなきれいな話になるかは分からないのですが、先週に引き続き月経のお話をしてみようかなと思います。

月経、いわゆる生理と言えば女性が成長していく過程で必ず経験するものですが、人と話す機会が少ないテーマでもあるためなかなか自分の生理やホルモンの状態がどうなのか、分からないところがありますよね。

すごく簡単に説明すると、生理は毎月1度女性の体に起こるもの。通常は25-38日の周期(思春期や閉経が近くなるとばらつきが出てきます)で、次の生理が始まる14日前に卵巣から卵子が1つ飛び出る「排卵」があります。排卵の際に卵子が精子と出会う機会がなければ、妊娠に向けて厚くなっていた内膜が排出され、これが生理となるわけです。

これは全て脳にある下垂体という部分によりコントロールされ、それぞれのホルモンが役割を果たすようになっています。しかしこの下垂体はストレスの影響も受けやすく、現代社会では特に女性ホルモンのバランスが崩れやすくなる傾向にあります。

そしてとても興味深いのは、昔の女性が一生に経験する生理の数が平均して50くらいだったのに対して、現代ではその4-5倍の回数が起こっているそうなのです。その背景には、初経が早くなったことや閉経が遅くなったこと、また出生率が下がったということがありますが、それにしても1か月の間に体の中で起こる大きな変化がこれだけ多くなったと考えると、やはり体にとってもいろいろと負担なこともありますよね。

私の30年間の人生を振り返っても、体重減少により生理が半年なかったり、痛みが急に強くなったり、経血量が増えたり、排卵出血があったりなど、度々不安定な時期を過ごしてきました。

ただ、その中でもホルモンバランスがどうなっているのか、ということを簡単に知ることができるようにずっと続けてきたことがあります。それが基礎体温を計るということ。

かれこれ10年以上続けているので、よっぽどの物好きとも言えますが、これが結構面白いんです。婦人体温計は通常の体温計よりも細かく出るため、その変化がよく分かります。

例えばこれが私がずっと使っているTERUMOの婦人体温計(今はもっといいのがあると思います)なのですが、毎朝起きた時に舌の下に体温計を入れて、ピピッとなるのを待ちます。目覚まし時計代わりになるので結構便利。amazonでも買えます。

するとこんな形で表示されます。それまでの数日間の体温がグラフとなって横に出るので、自分の状態が簡単に見れます。それから左下の半月のマークは生理を表しています。生理になった日から自分で月マークを付けることで、周期も把握することができます。

そして更にウーマンコムという基礎体温を記録できるページに毎日書き込んでいきます。そうすると自分の体温がより分かりやすいグラフとなって出てくるわけです。今は体温計から送信できるものもあるようです。

例えば生理が始まってから排卵が起こるまでの14日間は低温期、そして排卵期には体温がより下がり、その後再び生理が起こるまでの期間を高温期と呼び、37℃近い体温が続いていきます。

面倒なようですが、これにより排卵が起きているか、いつ生理になるか、ということが見えてくるのです。ホルモンバランスが乱れているとこれがあやふやで分かりにくくなります。もちろん無排卵月経という排卵の起こっていない月経もありますので、これだけが確かというわけではないですが、ある程度の目安として使うにはとても簡単でおすすめです。

そして次にホルモンバランスが乱れるようになってから気をつけるようになったことは、生理用品選び。今はオーガニックコットンの生理用品も増えているため、私はここにはお金を出すようにしていますが、従来の生理用品には高分子吸収剤という水分を吸収してジェル化する樹脂が使われています。これは子宮を冷やす上に、性器の経皮吸収は通常の40-45倍とも言われていますので、これが入っていないものを選ぶことはとても大切なことです。

私は一時的に布ナプキンも使っていたのですが、洗濯があまり好きでないことから自分への負担の方が大きかったので、オーガニックコットンのナプキンに切り替えました。ただ、この布ナプキンを使っていた間は、生理の量が少なく、かなり軽かった記憶があります。なのでこの辺は経済的な問題と、衛生的な問題を含め臨機応変に使うといいかなと思います。

最後になりますが、もう1つ大切なこととしてデリケートゾーンを何で洗うか、ということがあります。通常の人間の肌のph値は5.5-6.5の弱酸性と言われています。いわゆるボディソープなどはこれで作られています(そのはず)。しかしデリケートゾーンには膣内フローラという様々な細菌が住んでいます。これらにより膣内やデリケートゾーンはph3.8-4.5の酸性に保たれているわけですが、これを弱酸性のボディソープや、まして弱アルカリ性の石鹸で洗ってしまったらどうでしょうか。これは膣内フローラを乱す原因になりますよね。

それを防ぐためにはデリケートゾーン用のソープを使うのがお勧めです。これらはデリケートゾーンに合わせたphで作られ、更に私が使っているBIO TURMというドイツのメーカーのものは、カモミールやカレンデュラ等のハーブエキスが配合されています。染みることもなく、すっきりと洗い上げてくれます。

特に月経中は血液がついたり不快なことが多いですが、たくさん使いすぎず丁寧に洗ってから水で流すといいと思います。膣内は自浄作用がありますので、くれぐれも膣内は洗わないように!ちなみに右側は男性用のもので、パートナーと一緒に選んで使っています。日本ではwaphytoやアンティームなどがありますが、どちらもとても良かったです。

最近よく性教育についても考えるのですが、学校の授業でもこういった内容の教育をしてほしかったなと・・・。まだまだ性のとらえ方に関して課題はたくさんあると思いますが、隠すものや恥ずかしいものではなく、自分の大切なもの、守るべきものとして正しい知識を与えてほしいな、と思います。これが後に健康な体を作るきっかけになるかもしれませんからね!

それでは今日も良い一日を♪

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この記事を書いた人/Autorin dieses Artikels

日本育ち、ウィーン在住の植物療法士。趣味カメラ、文章を書くこと。「自分たちの経験を書くことで一人でも多くの人をハッピーにしたい!」をモットーに発信中!

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