皆さん、あけましておめでとうございます🌞
2024年は、いろんな意味でポジティブなエネルギーが広がる1年になればいいなと心から願っています。
昨年に引き続き、KarinとElisaのブログをどうぞよろしくお願い致します!
そんな新しい年の幕開けですが、オーストリアでは幸運のアイテムをプレゼントしたり、それが描かれたカードをプレゼントしたりすることがあります。その代表が四葉のクローバー、豚、馬の蹄鉄、煙突掃除屋、ベニテングダケ、テントウムシなどです。

私も何度かもらったことがあるのですが、それぞれに意味があるんですよね。クローバーはインターナショナルな感じがしますが、そもそも四葉は珍しいことから幸運の象徴とされています。
豚ちゃんはその見た目から、豊かさや子孫繁栄の意味があります。
蹄鉄もよくラッキーアイテムにあがりますが、馬は昔から強さと権力の象徴であり、その馬を守る蹄鉄は幸せをもたらすものであると考えられていたそうです。
そして煙突掃除屋さん。その昔は煙突が詰まってしまったら料理も暖もとれなくて一大事!そこで煙突をきれいに掃除をしてくれる煙突掃除屋さんはいわば救世主のような存在だったそうです。ということで幸運をもたらすシンボルの1つとされています。ウィーンの古いアパートは、今でも毎年煙突掃除屋さんにすす払いをしてもらうんですよ。
ベニテングダケ🍄・・・。これは本来毒キノコなのですが、その昔、酩酊薬として重宝されていたということからラッキーアイテムの1つになっているそうです。不思議ですねー。
最後はテントウムシ。中世の農民たちにとってテントウムシは害虫を食べてくれる天からの恵みとして扱われていたことから、今でも幸せを運んでくれるシンボルになっています。
日本ではおせち料理に意味があったりしますが、身近なことをいろいろと調べてみると意外と面白いものですよね。
さてテーマはガラッと変わりますが、年末年始と言えばやはりおいしい食事。クリスマスに年越しと、家族や友達と一緒に食事をする機会も多く、普段食べない物や食べない量をほお張ったりということもありますよね。

オーストリアではクリスマスにかけて多くの家庭でクッキーを作り訪問するお客様にふるまう文化があるので、1-2か月はひたすらあまーいものが食後にも食間にも必ず出てきます。これを食べ続けていると・・・。
ということで気を取り直して今回の本題は、年末年始と言えば胃もたれ・・・です。
私は甘いものが大好き。そのため毎年この季節はクッキーづくりの文化を楽しみにしているのですが、毎年恒例となっているお悩みが胃もたれなのです。
通常の食事でも脂の多いお肉が出てくることが多い上に、食後の甘いものが続いているといよいよ胃も腸もくたびれてしまいますよね😢
そんな時、私の胃腸のトラブルに登場するお助けマンがハーブティーです。
まずお腹の調子が悪い時に家にあるといいのがカモミールティー。

ハーブティーの中でも王道ですが、私は切らすことなく常にお茶の棚に入れてあります。カモミールにはジャーマンとローマンの2種類が主にありますが、ハーブティーに使われているのはジャーマンの方。
ジャーマンカモミールは甘いリンゴのような香りがして、飲みやすいハーブティーですよね。その効果は多岐に渡り、実はお腹のトラブルだけではなく、肌トラブル、睡眠トラブルにも使われる万能ハーブとされています。
特にその成分には、炎症を抑えたり気持ちを落ち着ける作用があるため、暴飲暴食で荒れてしまった胃やお腹の痛み、また緊張から来るお腹の不調にも効果的です。ピュアで飲んでもおいしいですが、レモンやハチミツを入れるのもおすすめです。 次におすすめがレモンバームティー。

メリッサの名前でも知られていますね。レモンバームにはシトラールというレモンのような香りのする芳香成分が含まれていることから、葉をこすると柑橘系のすっきりとした香りが広がります。レモンバームは昔から精神を落ち着けるハーブとしてよく用いられてきました。それに付随する頭痛や不眠、女性ホルモンのトラブルにも効果があるとされています。
また多くのハーブに含まれる苦味質やタンニンには消化を促進したり、胃腸の粘膜の修復に働きかける効果が期待されることから、食べ疲れた時にはお勧めのハーブの1つです。ちなみにこの写真のティーバッグにはレモングラスも入っているため、更に食欲を促してくれます。
最後にフェンネル・アニス・キャラウェイティーです。

どちらかというと香辛料のイメージが強いこちらのハーブですが、どれもセリ科の植物。その種子は昔から臭いの予防や食欲増進のために肉料理からお菓子まで、様々な料理にも使われてきました。
特にアニス、フェンネルの種子や葉に含まれるアネトールという成分には、胃酸の分泌を高めることにより消化を促進する効果があるとされています。またキャラウェイに含まれる精油成分には優れた消化促進作用、駆風作用があることが知られており、膨満感や消化不良の時には特におすすめです。
ヨーロッパでは、妊娠中のお腹のハリや、また出産後の赤ちゃんのお腹の不調に対してお母さんが飲むことを(大量でなければ)推奨されているハーブティーでもあります。母乳を介してこれらのハーブに含まれる成分が赤ちゃんのお腹にも効果を与えてくれるということですね。
今回は3つのハーブティー/ハーブティーブレンドをご紹介しましたが、これらは空腹時に飲むとより効果的です。胃薬や整腸剤を飲む前に、ぜひ一度お試しください!
それでは皆さんにとって良い1年のスタートとなりますように
次回はKarinの投稿です!


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