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皆さんこんにちは!Elisaです。
いよいよ9月も終わりの週ということで、気温も下がり秋がグーッと近づいてきました。前回のブログでKarinも書いていたように、今年はオーストリアでも稀に見る大雨があり、3日3晩降り続いたことで特に東オーストリアでは大洪水に見舞われました。ウィーンに来てから約10年と言ったところですが、こんな大雨は初めて。日本は自然災害に対する意識が高く備えをきちんとしている人が多いことと思いますが、ココはあまりそう言ったことがなく、地域的にライフラインが一時中断した時には本当に大変だったようです。備えあれば憂いなし、ということで、きちんと準備しなくてはいけませんね👍
そんな悪天候の後にはまた晴天が続き、ウィーンも少しずつ秋が感じられるようになってきました。

もう少し気温が下がってくると紅葉も進み、美しい景色が見られることでしょう!そのご報告はまた後日🍁
さて、テーマは美しい内容からがらりと変わりますが、ここ最近の私のことについて少しお話ししたいと思います。今年は脱ステロイドをしてから8年目の年になりますが、正直これまで肌の調子がすごく良くなったことは数回しかありませんでした。それどころか、最初の内はリバウンドが何度かあり、その後はいわゆるアトピー性皮膚炎へと変わっていきました。
ということはつまり、根本の問題が解決されていないということになります。そして今年の9月に再び症状が大爆発しました。
8年前からの記録を過去のブログにもアップしていますが、私がステロイド軟こうを塗っていたのは顔(主に口の周り)、手の指でした。なぜ塗り始めたのか、正確にいつから塗り始めたのかはよく分かりません。
私はこれまでにも本当の原因を探るためにいろいろな検査をしてきました。食物アレルギー(即時性・遅発性)、金属アレルギー、オーソモレキュラー療法(血液検査)等です。その中で分かっていることは遅発性アレルギーにおいて卵白に強い反応があること。そのため卵はこれまでも避けてきました。そしてオーソモレキュラー療法においては強い鉄欠乏性貧血とビタミンD、亜鉛不足があるということが分かっていますが、その他のアレルギー反応は一切出ていません。
オーソモレキュラー療法(分子栄養療法)は過去2回やっており、潜在的な鉄欠乏性貧血があることは認知しいるため、その度に鉄のサプリを飲んできました。今年の5月にやった血液検査でもフェリチンは一桁台だったため、再び日本で購入したヘム鉄を使って治療を始めました。血清亜鉛に関してはその時点では一応範囲内だったのですが、極めて低い方。またALP(アルカリフォスファターゼ)という主に肝臓や胆道の病気がないか調べる値も低い値を示していました。これが低いと甲状腺の機能低下症や栄養不良、亜鉛欠乏症、マグネシウム欠乏症などの可能性があるということでした。
この結果を踏まえて6月からヘム鉄サプリと一応亜鉛のサプリも飲み始めたのですが、サプリに頼った生活に疑問があり、7月中旬からは亜鉛のサプリを摂るのをやめてしまったんですね。それから皮膚の状態はどんどん悪化していきました。
もともと口の周り、手の指に出ていた湿疹、赤みは首へと広がり、いわゆるあせものできる部分にもぶつぶつでき始め、猛烈な痒みに襲われました。



の内側
痒みとリンパ液が出始めた時には、脱ステロイドを始めた当初を思い出しました。夜は眠れたものではなく、ひたすら掻き壊しは当時と同様にリンゴ酢を希釈して消毒をして、泣き疲れてベッドに戻るという繰り返し。今回は更に一度もステロイドを塗ったことのない首の部分にひどい湿疹と赤みが出て、今までに経験したことのない痛みに悩まされています。

乾燥すると首にあかぎれが何十個もあるような痛みに襲われるため、最初はクリームを塗っていたのですが、そうすると蒸れて痒くまた搔き壊すのです。結局何も塗らない方が良いという結論に至り、今は痛みと痒みと戦いながら過ごしています。
実際に出てみると分かるのですが、首ってものすごーく大切な部分。こうなると突っ張ってしまい、右も左も上も下も向くことができないのです。リンパ節も腫れて痛く、一番大変なのは寝る時なんですよね。私は基本的に右側を下にして寝ることが多いのですが、枕と接触すると蒸れてしまい痒みをもたらし、仰向けもうつ伏せも横寝のどれを試してもものすごく痛むのです。それに加えずっと同じ体勢で気を使いながら横になっているため、首周りや肩が凝っていたくなる始末。これでは一番回復が促進される睡眠がとれず、良くなるものも良くならないわけなのです。
なぜまた繰り返すのか。なぜ治らないのか。このことが頭から離れず、自分の中でもイライラと不安・不満がますます強くなっていきました。そんなある日、日本に住む母から再びこんなことを言われました。「やっぱり亜鉛じゃない?おばあちゃんだって重度の亜鉛欠乏で1年かけて治療したし、Elisaだって過去に亜鉛がものすごく低かったことがあるじゃん。」
自分では分かっていたはずなのに、見た目と症状の辛さに遂何をすべきか忘れていたのです。何か悩みがある時っていろいろと試したくなるのですが、これがことを厄介にしていたのかもしれません。
私は医者でも専門家でもありませんので、正直今出ている皮膚炎が亜鉛(もちろんバランスが大切なため、鉄や銅も含まれたもの)を取り続けることできれいに消えるのかは分かりません。ただ、自分にはその性質や遺伝的なものがあること、そして体内にあるとされるたった2gの亜鉛の内の約20%がに含まれるとすると、これだけ皮膚のターンオーバーがある場合にはどんどん失われていくのではないかと思います。更に亜鉛は皮膚や免疫において非常に大切なミネラルであり、アトピー性皮膚炎の人の多くに欠乏が見られる、ということも耳にしたことがあるので、私の場合も欠かしてはいけないミネラルの1つなのかもしれません。
結果が出るまでにはおそらく数か月かかるでしょう。気長に待とう、というには辛すぎる症状ではありますが、もしその効果が出てくるのであれば、ぜひ同じ悩みを持つ人たちに共有したいと心から思っています。
最後になりますが、私は皮膚炎を繰り返すたびに考えることがあります。それは「なぜ最初にトラブルがあった時に原因を一緒に探してくれる人がいなかったのだろうか。」ということと「なぜステロイドを使ったのか。」ということです。皮膚科を含む病院には幾度となく通いましたが、誰一人として根本の原因を探ってくれる人はいませんでした。薬は一時的に症状を抑えるだけであって、根本から治すものでは決してありません。それどころか使い続けた結果が自分のようなことになるわけです。ステロイド軟こうを塗っていた時から考えたら病んでいるのは8年どころではないかもしれません。言ってみれば自分の人生の1/3は嫌な症状に悩まされているわけです。
だからこそ同じようにアトピーや皮膚の悩みがある人には、ぜひ標準治療に走るのではなく根本の原因を見つけ出して余計な苦労をしてほしくないと思っています。人間は1人1人違うのだから、その原因も違うかもしれません。時間もかかるかもしれないけれど、長い目で見たら薬の後遺症によって悩む時間よりもずっと意味のある時間だと思います。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました😌
数か月後、良い報告ができるといいなと思います。そしてもし同じような経験をしている方やこういう症例を見たことのある方がいらっしゃいましたら、ぜひ意見やアドバイスをいただけたら嬉しいです!ではまた次回!


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