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オーストリアの郷土料理「シュニッツェル」

皆さんこんにちは、Elisaです!

10月に入り、少し気候も秋という感じで安定してきたウィーン。朝はウィーンにありがちな重いどんよりとした雲が一面に広がっている日が多いですが、意外とそれもいいものですよね。

私はカメラが結構好きで、知識こそ特にないものの、よく写真を撮りにお散歩に行っています。先週は久しぶりに父からもらった重いカメラを担ぎながら近くの宮殿へと歩いて行ってきました。週末に行くのは間違いだったなと思うくらいの人をかき分けながら、ようやく私の好きな宮殿裏にある森へと逃げ込みました。そこは人が少なく、なんというか落ち着くんですよね。紅葉はまだ完全にはしていませんが、その中途半端な感じがまたいい雰囲気を醸し出しています。

そしてこの森の住人とも言えるリスとの出会いもありました。これまでもリスはいくどとなく写真に収めてきましたが、素早い動きを撮影するのはなかなか困難でもあります。

オーストリアのリスの特徴は、何と言っても人懐っこいこと。というのも結構餌付けする人たちがいるため、人間を見るとエサを持っているのではないかと思ってリスの方から近づいてくるんです。その隙を狙って写真を撮ると、案外とうまく言ったり。

さて、そんなとある日のことですが、パートナーのO君が急にシュニッツェルを食べたいと言い出しました。シュニッツェル(Schnitzel)はオーストリアの名物で、日本語ではカツレツと訳されます。特にウィーナーシュニッツェル(Wiener Schnitzel)は有名で、伝統的には仔牛の肉に小麦粉、卵、パン粉を付けて油の中で揚げたものを指しますが、豚肉や鶏肉を使ったシュニッツェルもとても人気です。

話を元に戻しますが、私のアパートのキッチンには換気扇がないことと、たくさん油を使うものを自分で料理するのがあまり好きではなかったので、それこそシュニッツェルはほぼいつも外で食べてました。しかしO君、昔実家では毎週日曜日がシュニッツェルデーだったそうで、どうしても自分で作りたくなったようです。

そこで今回は初心者二人で鶏肉を使ったシュニッツェル(Hühnerschnitzel)を作ってみることにしました。まずは買い出しです。オーストリアにはシュニッツェル用に薄く切った肉が売っており、基本的にはそれを使って料理をします。日本のカツ用の肉とは違い、かなり薄く平べったいのが特徴です。

後は衣に必要な材料なので、小麦粉、卵、そしてパン粉を買いました。オーストリアのパン粉は日本のものと違って、かなり細かくふわふわ感は全くありません。なので仕上がりはカリカリになります。

まずはお肉を少し叩いてさらに平たくし、塩を少し振ったら衣をつけていきます。

パン粉の感じ、全然違いますよね。O君、しこたま衣をつけてくれました( ´∀` )

その後多めの油の中で一気に揚げていきます。焼いてもおいしいですが、揚げるとカリカリ感が増しておいしくなります。

高温の油で両面に少し焦げ目がついてくるまで揚げていきます。

中も完璧に火が通っています。伝統的にはこれにリンゴンベリーのジャムを付けたり、写真のようにご飯、もしくはジャガイモのサラダが添えられます。

O君は私と出会う前には一度も料理をしたことがなかったそうですが、何せやれば全部完璧にやってくれるので私の立場がありません!

このシュニッツェルもカリッカリで、正直これまで食べた中で一番おいしかったと言ってもいいかもしれません。

意外と自宅でも簡単にできるので、今後は本当に日曜日がシュニッツェルデーになるのかしら・・・。次回は豚肉でチャレンジしてみたいと思います🐷

それではまた次回お楽しみに♪

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この記事を書いた人/Autorin dieses Artikels

日本育ち、ウィーン在住の植物療法士。趣味カメラ、文章を書くこと。「自分たちの経験を書くことで一人でも多くの人をハッピーにしたい!」をモットーに発信中!

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