MENU

私のお気に入り

皆さん、こんにちは!Elisaです。

明日22日は4回目のアドベント。日本語では待降節と呼ばれ、クリスマスまでの準備期間のことを言います。ヨーロッパではアドベントカレンダーやアドベントクランツが毎年いろんなお店で出回り、子供も大人もクリスマスを楽しみに待つのが恒例になっていますが、さすがに寒さが厳しくなってくると家でヌクヌクとじっとしていたくなりますよね。

今日はそんな年末年始の冷え込む時期にぴったりな「私の暮らしのパートナー」を少しご紹介したいなと思います。

以前も姉のKarinがブログに書いたりしていますが、私たちの父はかれこれ40年以上、日本でオーストリアの自然素材のみでできた商品を扱うティームセブンジャパンを経営してきました。スタートはオーストリア発祥のTEAM7というメーカーの無垢材家具でしたので、私たちの生活に無垢の自然素材や家具があることは当たり前のことでした。ここでいう無垢というのは、化学的な薬品による処理を一切されていない自然のままの状態であることです。これは昔から父が持っていた考え方で、自分たちも成長する過程で自然にこの哲学を受け継いできたのかもしれません。

現在は軽井沢と鎌倉でお店を展開しており、商品もオーガニックハーブティーやオーガニックコスメ、衣類も含めた内容まで広がりました。その中でも私が愛用しているのが、magicfelt(マジックフェルト)という羊毛のルームシューズ。これはお店の宣伝等一切関係なく、実際にとても重宝しているものの1つです!

マジックフェルトはオーストリアのチロル生まれ。羊毛ルームシューズはGOTTSTEIN(ゴットシュタイン)社にて、きれいな山水を使い職人の手で丁寧に作られていきます。7種類の絶滅危機に瀕した羊たちの毛を使った原毛タイプとメリノウールを使ったカラータイプがあり、それぞれの羊毛の特徴が生きた作品が出来上がります。

これらの羊たちはミュールジング(ウール用に飼育されている子羊の臀部などの皮膚を切り落とすこと)処理を一切受けておらず、更に絶滅危惧種となった羊の毛を使うことで種の存続や羊飼いの活性化にも繋がるよう「自然な循環」を大切にしていることも私が気に入っている理由の1つです。

そして何よりも軽く、ぴったりとして気持ちが良い!これは履いてみると分かるのですが、靴下を履いていても素足でも、履いているのを一瞬忘れてしまうかのように自然な履き心地なのです。そのため家族や親戚へのプレゼントとして贈ると、皆さんも結構喜んでくれるんですよ。
ソールはレザーとラテックス、そして外でも履けるラバータイプがあります。(ラバータイプは羊種が限られます)

オーストリアではこちらのラバータイプを愛用中。これだとちょっとアパートの建物内を歩き回ったり、テラスに出たりするのにも心配なく履けます。

羊毛と言うと「冬」というイメージがありますよね。確かに冬は足元が暖かくてもちろん気持ちが良いのですが、羊毛の繊維が持つ特徴は意外と複雑で、例えば汗をかいたとしてもそれを空気中に放散することで熱がこもらないようにもしてくれるのです。そう言った意味では年中履けるという優れモノでもあります。 ルームシューズの他にも持っているのが羊毛クロッグシューズ。

この羊毛クロッグシューズにはSTEGMANN(ステッグマン)という名前があり、実はマジックフェルトよりも前に作られたいわば原点とも言える存在。こうしてみるとサマになりますよね。ソールはラテックスとコルクで作られており、少し厚みがあります。クロッグシューズなので家の中でも外でも問題なく履くことができるのも特徴です。

昨年はチロルの本社を訪問させてもらう機会があり、実際の作業工程も見させていただきました。もちろん機械的な作業もありますが、基本的には人の手によって作られています。そのため1足1足がまさにオリジナル。

技術が進めば同じ商品はいくらでも機械で作り出すことができますが、私はそれよりも愛情を持って丁寧に人の手で作られたものにとても魅力を感じるのです。温かいというか、唯一無二の作品ですよね。こういった産業を残すためには何ができるのかな、と考えるきっかけにもなりました。

ご興味のある方は、ぜひ下のリンクを覗いてみてくださいね。どんな羊毛があるのか、歴史などもご覧いただけます。

上が日本の総代理、そして下が本社のウェブサイト兼オンラインショップになります。

https://www.magicfelt.jp

それでは皆さん、素敵なクリスマスと年末年始をお過ごしください🌟

よかったらシェアしてね!/ Teile es gerne!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人/Autorin dieses Artikels

日本育ち、ウィーン在住の植物療法士。趣味カメラ、文章を書くこと。「自分たちの経験を書くことで一人でも多くの人をハッピーにしたい!」をモットーに発信中!

コメント/Kommentare

コメントする

目次