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ちょこっと心温まる話

あけましておめでとうございます

昨年はフォロワー100人という私たちの小さな目標を達成することができ、読んでいただいたりコメントをいただいた方に感謝をしつつ、次のステップへ進むことができました。

2025年はまた大きな変化のある年になりそうですが、しっかりと地に足をつけ目を見開いて、そして何より敬いと感謝の気持ちを忘れずに毎日を大切に過ごしていきたいと思っているところです。

ウィーンの年始はと言いますと、1週間前の天気予報とは打って変わって雲と霧が出てしまい、全く初日の出が望めないスタートとなりました😢こればっかりは相手が自然なのでブーブー言っても仕方がありません。待つこと3日。ようやく太陽が顔を出してくれました!

ウィーンっぽい日の出ですよね。2025年はどうか良い風が吹きますようにと願いつつ・・・。

本年もどうぞよろしくお願いします

ところで皆さん、巳年の意味をご存知ですか?

年末に6歳になったかわいい甥っ子君が日本語の補習校で学んできたという干支の歌を披露してくれたんですね。親バカならぬ叔母バカになってしまうかもしれませんが、結構上手に歌ってくれました👏

聴いているとそれぞれの干支に意味はあるようですが、今年は巳年ということで私も興味を持ってちょっと調べてみました。

蛇は脱皮をするという特性があることから、再生や復活、また将来や未来があるというような意味があるそうです。蛇というとあまりいいイメージがありませんが、新たな時代に踏み込むようなポジティブな意味合いの言い伝えが結構あるそうですね。

こういうことってあまり学校では習わないのかもしれませんが、今となってみればとても貴重なことのように感じます。

そう言えば蛇の夢を見るといいことがある、なんてことも昔聞いたことがありますが、私は小さい頃、蛇に手を噛まれた夢を見たことがあるんです。確か左手の親指のいわゆる「丘」というところでしょうか、そこを噛まれました。あー怖かったと目を覚ますと、なんとその場所に2つ蛇に噛まれた痕のような点々があるではありませんか!すぐに両親に見せたのですが、みんな大笑い。私Elisaが夢を見ると大概おかしなことばかり。真相のほどですが、実家の壁は自然素材で仕上げてあり、小さなブツブツがあるんです。どうやら寝ている間に左手を壁に強く当てていたらしく、見事に丘の部分に蛇に噛まれたような跡が出来上がった、ということでした。それにしても夢って面白いものです。

さて、ここからは先ほど登場した甥っ子君のお話を少ししたいと思います。姉のKarinには2人のかわいい坊ちゃんがいますが、上の甥っ子は私がウィーンに住んでいることもあり、生まれた時からよく一緒にいました。そのため幸い甥っ子君も私のことを近い存在と認識してくれているのか、とても仲良くしてくれます。6歳というとまだ子供ではありますが、下のおチビちゃんと比べると、上の甥っ子君は随分大きくなったなと感じ胸が熱くなる時もあります。

甥っ子君は日本語が達者なので大人と対等に会話ができるのですが、昨年は彼に何度か助けられたことがありました。

一度目は私の肌がエライことになって大変だった時。姉の家族とちょっと隣の州のノイジードル湖まで遠出をしたことがあって、甥っ子君が一緒に写真を撮りたいと言いました。

私は自分の状態が良くなかったため、「こんな肌じゃ写真に写れないよー。」と冗談交じりで言ったんですね。すると甥っ子が「Elisaのことだーい好きだから、そんなのどっちでもいいよ」と一言。可愛くて思わず抱きしめてしまいました。きっと子供なりにいろいろと思うこともあったんだと思いますが、精一杯私を励ましてくれたのでしょう。

二度目と三度目は年末に真ん中の姉がウィーンに来ていた時のことです。家族みんなで集まっている時にKarinが持っていた私たちが小さかった頃のビデオを見ていたんですね。すると一昨年亡くなった祖母の若い頃の映像が出てきたのです。元気に笑う祖母を見ていたら胸にこみあげてくるものがあって、真ん中の姉は少し涙を流していました。するとそれを見た甥っ子が、「ひいばあちゃんは96歳まで生きたんだから、きっといい人生だったんだよ」というようなニュアンスのことを言ったのです。その姉を慰めている姿は本当に可愛らしいものでした🥰

最後は真ん中の姉がスウェーデンに帰国する前の日の晩のこと。自分の子供の頃のことを思い出してもそうですが、一緒に遊んでくれた人がいなくなってしまうと寂しいものですよね。もちろん大人にとっても別れは辛いものですが、みんなで食事をしていると甥っ子君が急に「○○(真ん中の姉)がいると最高だねー!パパとママと○○(弟)だけだと寂しいもん」と言いました。姉もとても喜んでいましたが、最高だねなんて言われたら嬉しいですよね☺

大人になるといろいろと感情をこらえたり素直に言葉にできなかったりするものですが、こうして甥っ子の繊細でありながら素直に自分の気持ちを伝えてくれるのを見ていたら、とても心が温かくなりました💖大人になる過程で様々な経験をしていくことでしょうが、陰ながら優しく見守ってあげたいなーと思っています。そして自分自身も甥っ子君を見習いながら、優しい子供心を忘れずに過ごしていきたいと思います。

それではまた次回のブログをお楽しみに!

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この記事を書いた人/Autorin dieses Artikels

日本育ち、ウィーン在住の植物療法士。趣味カメラ、文章を書くこと。「自分たちの経験を書くことで一人でも多くの人をハッピーにしたい!」をモットーに発信中!

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