皆さんこんにちは、Elisaです!
今回は事情により、私が2週連続で投稿をしております。どうぞお付き合いくださいませ!
1月も1週間以上が過ぎましたが、いかがお過ごしでしょうか。1月から2月にかけては1年で最も寒い季節とはいうものの、ウィーンに住んでいると近年は気温があまり下がらず、あっという間に冬が過ぎていってしまうことも度々あります。
しかし私たちの生まれ故郷である長野県は、冬になると気温が下がり雪がたくさん降る地域としても知られています。1988年には長野五輪が開催されたこともあり、オーストリアでも結構認知されている県の1つなんですよね。思い返してみると私が幼稚園に通っていた頃は、冬になるとマイナス10℃は当たり前のこと。真っ赤な顔をして鼻水を垂らしながら、大雪の中遊んでいたのを今でもよく思い出します。そしてもう1つ印象に残っているのは、小学校の前にある校庭で毎年スケートをしたこと。マイナス10℃以下ともなると、校庭に水を張るだけでスケートリンクができてしまうのです!私が小学校を卒業するまでは一応毎年きちんと水が凍り、いわゆる自然のリンクでスケートをすることができました。(なんと今年はその自然のスケートリンクでスケートができる寒さだそうです!)その甲斐もあってか、オリンピック選手が出たこともあるんですよ😲
さて、実家のある長野県のお話はここまでにしておいて、昨年から今年にかけてのウィーンの冬の様子を少し写真でご紹介したいと思います。
ウィーンは首都ではありますが、場所によっては自然を楽しめるところもあります。私にとってはシェーンブルン宮殿裏の庭園が散歩道のようになっていますが、ここに行くだけでも空気が違い、その度にいろんな出会いも訪れるのです。
前回の私のブログにも書いたように、1月1日は雪景色が広がっていました。シェーンブルン宮殿の庭園には、きれいに剪定された木々がたくさんあるのですが、新緑の時も紅葉しても、そして雪が降っても美しいのです。

こういうお天気の日は人も少ないのですが、そうすると木々や森の中はシーンと静まり返って、気持ちがとても落ち着きます。するとどこからともなく「カサカサッ」と枯葉や木々の中を何かが動く音が聞こえてくるのです。その正体は・・・?

そう、森の住人のリスでした🐿オーストリアにいるものはキタリスという種類で、少し赤みがかった毛色がとてもきれい。ナッツや種子、どんぐり、ベリー等を主食としているそうで、何といわゆる長い冬眠はしないそうです。だから冬でも元気に走り回っているんですね。ただ、冬は夏より寝る時間は長いようで、1日に1-2時間ほど食料探しのために活動をしているそうです。

とにかく一生懸命!そして日本のエゾリスと比べると少し大きいですよね。でも一番大きな違いは人馴れしていることかもしれません。日本では一度もリスをきれいに写真に収めることができなかったのですが、ウィーンでは人が餌付けというか、ナッツなどを与えているため、人間が来ると逃げるというよりはむしろ近づいてくるのです。

カメラを構えて静かに待っていると、本当に自分の方に向かってリスが走ってくることがあるため、こちらの方がびっくりして後ずさりしてしまうこともあるんですよ。

典型的なヨーロッパのリスとでも言えばいいでしょうか。なかなか自分の意思がはっきりしている感じがします。
そんなリスとは打って変わってシャイなのが、こちらのヨーロッパシジュウカラ。

背中と腹部の宇治色というか、オリーブ色がきれいな鳥。オーストリアではよく見かけるシジュウカラですが、動きが非常に機敏で写真を撮るのに結構苦労しました。この一瞬だけは息を止めてパチリ!唯一鮮明に映ったのがこの一枚でした。
このように冬の森や自然はとても賑やか。普段人が多い街中にいると、どうしてもこういった自然が恋しくなるものです。近くにこういった自然を感じられるところがあること自体、幸せなことですよね。
まだ寒い毎日が続きますが、どうぞ体に気を付けてお過ごしください🍀
それではまた次回!


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